津波がプーケットの自然にもたらしたもの [2005年06月11日(Sat)]

いまから5ヶ月前に、津波に襲われ、その後、実際にはなかった感染症の噂で、日本人観光客が激減し。6/10の金曜日の夜のバトンビーチの繁華街も、お客さんがいつ来ても大丈夫という感じで、にぎやかで、お客さんも少しずつ戻ってきて、人混みで疲れてしまうことなく、楽しめる街になっているにもかかわらず。日本人観光客の姿が見あたらない状態になっていた。
お客さんは、白人中心で、韓国人、中国人、アラブ諸国からの観光客が戻ってきているようで、あとは、日本人だけだという感じだ。
さて、そんなことで、出会う日本人は、現地で働いている人ばかりなのだが、そこからは、自然の力強さを感じさせる事をよく耳にした。

「裏返ったテーブル珊瑚から、新しい芽が!!」

津波直後、ボランティアダイバーたちが、ダイビングポイントの調査をしたのだが、90%のダイビングポイントが大丈夫だと確認され。修復が必要なダイビングポイントは、ボランティアダイバーたちと珊瑚の研究機関などと連動して、調査及び修復が行われた。
しかし、人間の力は弱くでは、ひっくり返ったテーブル珊瑚を元に戻すのに時間が掛かる。
そうしている間に、裏返ったテーブル珊瑚の裏側から、小指の先ぐらいの新しい珊瑚の芽が出てきたそうです。つまり、ひっくり返っても死んではいなかったのです。
テーブル珊瑚たちは、波の力などで、壊れるひっくり返っても新しい芽を出すことで、自らの生息する範囲を広げていたのです。
新しい芽がでたものをいまさら、戻すわけにもいかないということで、修復作業から調査研究に切り替わることになった。
珊瑚の生態に関しては、わからないことが、まだまだ多いのだが、津波があったからこそ、自然の強さを感じる事になった。

「カロンビーチに鳴き砂が戻った」

津波の被害が大きかったというカロンビーチに行く。
カロンビーチの街は、いま復興作業というより、新たなる観光開発に燃えているという感じだ。装飾も新しくなり、ホテルもリノベーションをして、11月頃からのハイシーズンに向けて、最新のサービスを提供できるよう、着々と準備が進んでいる。
海岸に出てみる。津波による塩害にあっているはずなのだが、植物が元気で、全く津波が着たとは言われても解らないぐらいに美しい。
そして、砂浜に降りる。
この砂浜は、珊瑚の破片で出来ているため、白く美しい砂浜だ。
そして、砂を踏みしめると「キュッ、キュッ」と、砂が鳴くのだ。
日本では、環境汚染の影響で、砂が鳴く、鳴き砂の海岸が激減している。
このカロンビーチも観光客が出すゴミなどの影響で、鳴き砂がみられなくなっていたそうだ。
しかし、津波が去った後、鳴き砂が戻ってきたそうだ。

こちらで、音が聞けます。

自然の力は、すごい。

[CANPAN blog STILL ALIVE より]