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みんなのピピ島東京で販売中 [2005年10月01日(Sat)]

みんなのピピ島東京で販売中 [2005年10月01日(Sat)]

グローバルフェスタJAPAN2005@日比谷公園に、先日紹介した、津波に遭ったピピ島の子供達が書いた「みんなのピピ島」が販売されるというので、買いに行きました。 日比谷公園の池の周りには、いろんなNGOや支援関係の団体のテントが立ちならんで、気持ちが良い秋空の下ということもあり、とても楽しい雰囲気があります。
犬を連れてきている人もいたんですが、気持ちが良い人が多いせいか、犬は大人しくしていて、みんなに撫でられまくっていました。
それにしても、会場が広くて、目的の”フリーザチルドレンジャパン”のブースが見つかりません。うろうろしていたら、見覚えのあるTシャツを着た人を発見。
なんと、胸に「STILL ALIVE」と書かれているではないですか。
そんなことで、声をかけると、彼は、3月に、パンガー県のカオラックに、ボランティアに言っていたという方だった。じつは、この方、タイ祭り@早稲田に関係していたようで、収益金を津波の募金などに回すイベントを試みていたそうです。なにぶん、自分たちで、初めてイベントを仕組んだので、わからないことだらけですが、どうにか出来たようです。
いろんな話しをした後、彼らに、ピピ島の本の話しをして、そのブースを探していると伝え別れた。
そうして、ブースを回っていると、携帯電話が鳴った。どうも、探しているブースからの電話だった。どうも、さっき話していた、カオラックのボランティアの人が、私が探しているという事を伝えてくれたので、電話がかかってきたのだった。本当にありがたい。
どうも、霞ヶ関駅から来たら、舞台があって、その裏側に、みんなのピピ島が販売されているブースがあったのだ。なるほど見つからないはずだ。
(逆に銀座・有楽町方面からは近い位置ともいえる)
そんなことで、やっと、お目当てのブースに到着。
ついに、みんなのピピ島をゲットしました。
この本は、もともとのバージョンのテイストをきっちりと残し、手書きの原文を掲載し、それに日本語の訳を入れるという手法をとっている。厚さも7mmぐらいあって、ボリュームもあり。読み応えもある。
この本には、津波の当日に起こった事実が絵と共に書かれているわけですが。ここに書かれている事実を背負いながら、今を生きている子供達や、そのまわりにいる、そこで生きている人々の事に目を向けてくれたらと思います。それをきっかけに、どうすれば、ここに住んでいる人が、普通に暮らせるのかを考えてほしいのです。
この本の売り上げは、ピピ島の子供達のために役立つのですが、子供達や島の人々は、それで、生活出来るわけではありません。ボランティアが手伝っても、お金を寄付しても、一時的には、しのげますが、継続的な普通の生活を取り戻すのは、なかなか難しい。
だが、普通に接すれば、普通に近づいていくはずなのだが。いつまでも、被災地で、悲惨だからということで距離を置かれてしまうと、普通になる日が遠のいてしまう。
この本は、津波の当日のことが書かれているが、それをきっかけに、感心をもってもらい、被災はしているけど、ちゃんと産業があり、多くの人が生きているという事実に目を向けて欲しいと思います。

この本の日本語の担当をした中川さんが、直々に販売しています。

買いに行けない人は、残り部数も少なくなりつつあるので、お早めにこちらでご購入下さい。
http://giftofphiphi.hp.infoseek.co.jp/

[CANPAN blog STILL ALIVE より]

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