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防災地図を作るワークショップ [2005年10月05日(Wed)]

防災地図を作るワークショップ [2005年10月05日(Wed)]

タイ・プーケットは、ベビーブームで、日本人の子供や、日本人とタイ人との混血の子供がかなりの人数住んでいる。そんな子供達が、日本語を学ぶために、日本語補習校がプーケットの日本人の手で開校されている。
毎週土曜日は、日本語補習校の日で、プーケット島のあちこちから、30人ぐらいの子供が集まって来る。
ここで、学んでいる内容は、基本的に日本で言う国語の授業で、年齢ではなく、習熟度で、日本語に慣れるクラスと、小学校1年生、小学校3年生、小学校4年生程度という、4クラスに別れて授業を行っている。厳密に言うと、一つ下のフロアに、幼稚園と呼ばれる幼児クラスがあるので、5クラスといっていいだろう。
学校の運営は、プーケット日本人会が行っているとはいえ、基本的には父兄との話し合いのもと、一人の教員免許を持った方が全体を覧て、バンコク日本人学校に勤めていた方が1名と、あとは、父母やボランティアが教師役をつとめている。
教科書は、日本から送ってもらったものが使用されている。
普段は、国語の授業中心なのだが、いろいろ楽しいイベントがある。お好み焼きパーティとか、カレーパーティというものもあれば。日タイ交流イベントで、ちびっ子通訳として活躍することもある。
教室から飛び出してこそ、生きた日本語を経験出来るからこそ、このようなイベントも、積極的に行われているようだ。

今日、メールで知らされたのだが、近いうちに、プーケット日本語補習校の子供達で、津波の防災地図を作るワークショップをするそうだ。
プーケットのパトンビーチでは、4月29日にかなり大がかりな、津波避難訓練を行い、7月末の余震の時は、その成果もあってか、ある程度、迅速に避難ができたという。
しかし、これで、津波時の安全確保は、完璧ということはない。今回、子供による、実踏調査が行われるのは、防災面でもいろんなメリットがある。
たとえば・・・・
・子供が安全な避難方法を身につける。
・子供が歩くことで、地域の人にも、避難方法が周知される。(タイ人は子供が大好きだから関心が高い)
・子供の視点で、安全面が点検出来る。大人にはない気づきがある。
子供達の手で、どのような、防災地図が出来上がるのか今から楽しみだ。

2005年4月29日、プーケット・パトンビーチで行われた
避難訓練時の避難ルートマップ

[CANPAN blog STILL ALIVE より]

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