児童買春について話す場 [2005年10月31日(Mon)]

10月28日夜、東京都北区の元気環境共生都市宣言のプレイベントとして、アグネス・チャンさんと田中優さんのトークセッションが行われた。
私は、このイベントの舞台監督とオープニングとしての「天の浮舟」の上演の音響効果の担当として関わった。

 

アグネス・チャンと田中優のトークセッション&天の浮舟
「輝く地球 夢いっぱいの未来を子どもたちに」
私達の生活を少し変えて、世界の環境破壊と貧困を食いとめよう!

この「天の浮舟」は、グローバリズムの中で翻弄され、住んでいた森林を破壊された挙句の果てに、騙されて、児童買春のために売り飛ばされたアジアのある国の少女と、森林を消費していく国の少年が出会い、道化師とともに、気球に乗って日本を目指すというお話だ。
この話を受けて、日本ユニセフ協会大使のアグネス・チャンが、ミニ講演をしたのだが、この話もなかなかシリアスだった。
エイズの流行が、性産業において、処女性を求めさせることにより、児童買春が横行することになったこと。対象は、少女だけでなく、少年も含まれていること。(そういや、パトンビーチで、ある日本人男性が、男性に30万バーツで売春しないかと言われたという話を聞いたなぁ)
エイズに感染しても、発症するまで働かされること。そして、いざ、発症すれば、山奥に捨てられること。
また、子供が臓器売買の提供源になっていることなど、短時間であるが、その現実を見たアグネス・チャンの話が続いた。
舞台袖で、田中優さんが、最初の物語と、アグネスチャンが、これだけシリアスな話をしてしまっているため、今まで、自分がシリアスな話をする役割をすることが多かったのが、そういうパターンでは話が出来ないということで、話す内容を見直していたようだった。
田中優さんのミニ講演も、エネルギーの問題、お金の問題など、今の状況の問題点をわかりやすく説明したものだった。
そして、ついに対談となり。白熱したトークが続いた。
このイベントもいよいよ最後の時間が近づいたとき、アグネス・チャンが突然歌を歌いだすと言い出した。舞台袖では、テープも預かっていないし、歌うという契約になっていなかったということで、主催者の方が困惑している。
さらに、アグネスは、手話を交えて歌うと言い出した。
マイクを持っての手話は困難と見て、マイクスタンドも用意をする間もなかったので、黒子が登場して、マイクを持つというハプニングがおきた。
そんなことで、感動的にイベントが終了した。
児童買春そして、森林の問題について語る場所は、とても限られている。それだけに、アグネスチャンは、タレントというより、一人の個人として、できることをしたことが、シリアスな話や、予定外のアクションに繋がったのかもしれない。
それは、いわゆるタブーの部分の話をしていい雰囲気を作った、会場に来ていただいた皆様が作り出したものだと思う。
みなさん、実に来てくれてありがとう。

田中優さんとは、打ち上げでも、いろんな話して楽しく、将来に繋がるお話が出来たような気がします。
また、いろんな、お話をする場をつくってゆきたいと改めて感じた夜でした。

[CANPAN blog STILL ALIVE より]