日系人の日本語教育 [2005年11月01日(Tue)]

青年海外協力隊派遣40周年事業として、10月29日30日と代々木公園にて、JICAボランティア・フェスタが行われた。そんなことで、プーケットの津波の風評被害について何か掴めるのかもと思い、30日に行ってみた。
前日までの、東京都北区のイベントの疲れもあったが、気合いで、代々木公園に向かった。

代々木公園の真ん中を走る道路沿いから会場に入ったので、真っ先に「ラオスOB会」のブースにぶち当たる。いきなり「らおらお」という、ラオスの焼酎。正確に言うと、泡盛のオリジナルスタイルの試飲をやっていたので、45度のもあるので、これを飲んでしまうと、仕事にならないと思い。試飲を断りつつ、会場に入る。
ここんところ、スリランカフェスタ、アースガーデンと毎週、代々木公園に来ているのだが、今回も、いろんな国の文化が展示されとても楽しい。
そんなことで、うろうろしていると。
NPO海外日本語学習支援協会」というブースに出会った。
ここでは、いろんな国の人々が、日本語を学ぶことを支援する組織だという事なのだが。そのとき、取材で訪れた、プーケットでの日本語補習校の事が頭をよぎり。外国に住む日本人や日本人と現地の人との間に生まれた子供の日本語教育について、どういう取り組みをしているのかと聞いたところ。
ちょうど、そういう取り組みをしている方がいらっしゃった。この方は、ブラジル、ネパール、バリ島などで、現地の方の日本語教師を勤める傍ら、現地に住む方と日本人との間に生まれた子供達の日本語教育に携わっていたという。
そこでは、様々な問題が起きているのだという。
たとえば、現地の言葉も、日本語も、きっちりと話せないことにより、仕事につけないという事以前に、進学どころか、進級ができず。言葉の壁のために落ちこぼれてしまい。いつまでたっても小学生を卒業出来ない人も続出。挙げ句の果てに、小学校さえまともに卒業出来ずに辞めていくという事もあるそうだ。
プーケットの日本人会では、日本語とタイ語の両方がきっちり話せる子供を育て、地域に社会に役立つ人を育てるために、日本語補習校を造り、運営しているのだが。プーケットには、いろんな事情があって、補習校に通わない日系の子供もたくさんいるわけで、そういう子供の将来は、決して明るくない事が多いそうだ。
いろんな国を見て歩くと、どうも、一定のパターンがあるようで、ブラジルで起きたことが、何十年後に遅れて、バリ島やネパールで起きているの傾向は確実にあるそうで。バリ島の数年遅れで、おそらく、プーケット島でも同じ事が起こる可能性が高いとおっしゃっていました。
とにかく、日本語を覚えるためには、まずは、現地の言葉を、日本人である、母親、父親が覚えることから、始め、その上で、子供に、現地の言葉を教えた後に、日本語をきっちりと習得させることが、ポイントなのだそうだ。
そして、日本人の母親、父親の精神的なケアも大切だとも言っていた。
また、子供を育てるコミュニティの形成も大切で、子供が孤立しないしくみも大切なのだそうだ。
そんなことで、日本語をうまく学んでいけば、日本の大学は、奨学金制度もしっかりしている所も多いので、日本で学ぶチャンスも多いとおっしゃっていた。このCANPAN Blogに、ペルーの日系人の方が執筆されているが、私は会ったことはないが、彼も、制度をうまく活用し、日本に留学のチャンスを得ているようだ。
とにかく、いろんなことがあり、いろんな方法があるそうだが、ちょっと話しを聞いただけでは、私には理解出来ないし、ましては、現地の方に伝えることが出来ないと思い。とりあえず、連絡先を交換した。
取材がてらで、偶然出会った、プーケットの日系の子供たちだけど、立派な大人になれますように・・・。

[CANPAN blog STILL ALIVE より]