サワディープーケットフェスタ [2005年11月25日(Fri)]

11月19日、プーケットパトンビーチにおいて「サワディープーケットフェスタ」が行われた。
イベント名を見て、ライブイベントだったとはわかりにくいが、プーケットで一番にぎやかなビーチ沿いのサッカー場で「サワディープーケットフェスタ」と呼ばれるイベントが行われた。主催者には、FM大阪も入っている。
このライブイベントは、日本とタイのアーティストが合計で約10組出るというものだ。日本のアーティストは、MAXなどが来ていたが、それより、タイのポップスミュージシャンの方が豪華という印象があった。
ちょっとT-POPを知っている人なら、名前の出てくるTAXIとCRASHもクレジットされている。

さて、我々はというと、プーケットのパトンビーチから120キロ以上はなれた、カオラックからさらに北に30キロ行った、バンムアンと呼ばれる所にある、巨大な津波復興住宅と、被災者の仕事を作るプロジェクトの取材に手間取り、4時過ぎに、パトンビーチのサッカー場に着く。

天気は、あいにくの雨。この雨じゃあ、客足も心配だし、風も強かったので、ライブ自体の安全性も気になる。
スタッフの入口に行くと、見覚えのある顔がいる。プーケット県知事が日本に来たときのレセプションに来ていたパトン町の助役さんだ。彼も、私たちの顔を覚えていて、手を振っている。タイ人のすごいところは、こういう、人の顔を覚えるのが上手いということなんですよね。
丁度、日本人アーティストたちが集合写真を撮るというところだったので、早速、まだ観客のいない会場に行き撮影をする。
会場のサッカー場はぬかるんでいるし、雨も激しい。そのため、主催者は、スタート時間をどうするのか揉めている。1時間半遅れでスタートすると決まったのが、本来スタートする時間という、バタバタだ。
ということで、楽屋で時間をつぶしていると、日本人アーティストたちが、待機するホテルに次々と戻っていく。マイクロバスも、あまりにぬかるんでいるため、スタックして動かない。コンサートはどうなるのだろうか。
楽屋にいると、けっこうタイのアーティストも気楽にうろうろしている。後で、名前がわかったのだが、ランナという女性ボーカリストもすぐ横にいたし。MAFという日本人男性DJとタイ人女性ラッパー二人のユニットのうちのスタイルのいい方のタイ人女性ラッパーに、日本語で話しかけられたり。バンコクシロホンというグループのメンバーも楽しそうにしていた。
開場がもうそろそろということで、入口の方へいくと、入場待ちのお客さんが列を作っている。さすがの雨なので、30メートルぐらいの長さなので、客の入りがさらに心配になってくる。
とはいえ、後にずれた予定時間より、ほんの少し早めに、開場される。
会場の後ろのほうは、いろんなお店が並んでいて、イベントを盛り立てようとしている。
イベントは、オープニング式典の前に、大阪の今宮高校ダンス部の演技などが披露された。
今宮高校ダンス部の約40名が舞台を所狭しと踊る姿はイベントの華やかな雰囲気を盛り立てている。そして、高校に通っているタイ人の学生に翻訳してもらったタイ語での挨拶は、ハキハキとしているが、どこか怪しい発音ということもあって、会場のタイ人にウケていた。
今宮高校の舞台は、プーケットの入管を通った日本人の数の水増しに利用されたと思える部分も感じたが、一度、プーケットに来て、現状をみて、それを日本に持ち帰るという意味では。こういう動員の仕方もアリなのではと思った。
次に、日本人アーティストのユキさんが出てきた。ユキさんは、まだCDを1枚ぐらいしか出していない新人だが、プーケットについてを詠った歌を披露してくれた。発売は、津波1周年には間に合わず、1月ぐらいになるそうですが、リリースされるそうです。詳細がわかれば、続報します。
(このあたりって、公式ホームページに、あまり書かれていないようですね)
前座が終わり、オープニング式典が始まる。まあ、日本の公共イベントもしかりだが、タイの公共イベントも、エライさんが並んで、マスコミ相手に写真が撮れるチャンスを作るのが好きだ。タイでは特に、何かモノを渡すときの写真を撮る習慣があり。たまたまそういう時に遭遇し、私がカメラマンだと知ると、写真やビデオで撮ってくれと言われる。
そんなことで、若干食傷気味なところもあるが、こういう証拠を残してゆくことで、前に進むことがあるので必要なことだ。
掛け声とともに、花火と風船が上がり、最初のバンド、バンコクシロホンが始まった。
民族楽器と西洋楽器を組み合わせたけっこう大編成のポップスグループで、爆発的な人気は出ないが、聞きやすく、世界中できっちりと売れそうな雰囲気を持っている。
ライブの中では、ちょっとコミカルなコント的な要素も取り入れるなど、楽しいバンドだ。
CDを買っても、ライブに行っても、どちらでも十分楽しめるグループだ。
バンコクシロホンを気に入ってしまった人は、彼らが、いろんなプロジェクトをもっているみたいなので、それを追っかけてみるのもいいかもしれない。
次に、オーストラリア人とタイ人のハーフのランナという女性ボーカルが出てきた。とにかく、若い女の子に人気で、観客席は、一緒に歌っている人が多い。
ランナが終わると、彼女を目的にしていた観客が、何百人も帰った事もあり。会場後ろの屋台を攻めてみる。
しばらく、日本人アーティストが続く。
日本人アーティストは、どちらかというと、編成が小さかったり、バラード系が多かったために、いまひとつ、盛り上がりに欠けているような気がしたのが気になった。
再びT-POPに戻り。MAFという、日本人とタイ人のユニットが出てきた。舞台上を見て、楽屋で、話し掛けられたタイ人アーティストって誰だろうという謎が解けた。タイの伝統音楽の要素を入れたり、日本語で遊んでみたり、ちょっとコミカルな要素も入れてみたりと、多くの人が楽しめるヒップホップユニットだ。
朝から働きづめで、疲れたので、そろそろ、撤退しようと思ったところに、武田幸三選手が出てきた。(9月9日のブログにも話題が出ていますよね)格闘技が好き
なタイ人だけに、そこそこ、盛り上がっていました。
そんなことで、MAX、CLASH、TAXIを見ることなく、宿舎に戻りましたとさ。

サワディープーケットというイベントを見ての感想としては、いいイベントなのに、情報の流し方がいまひとつで、知らなかった人も多かったのではないかという気がしてなりません。
音が鳴り出して、お客さんが集まってきたというところもあり。それで、観客動員数が稼げたのは良かったのだが。趣旨が伝わっていたのかと疑問に思うところもあった。
まあ、いろんな人が来て、盛りあがっているという雰囲気だけでよかったという考え方もあるが。今後も、日本からの観光客に戻ってきてもらえる活動を続けて行くには、大掛かりにやったわりには、結果となりにくいという懸念を感じた。
とはいえ、まあ、地元の住人が盛り上がれば良しかも。

[CANPAN blog STILL ALIVE より]