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お金に気持ちを吹き込む [2006年04月06日(Thu)]

お金に気持ちを吹き込む [2006年04月06日(Thu)]

タイ・カオラックの津波復興住宅で作られている民芸品の輸入第三弾の代金を送金した。
今回のお金は、いままで「スピリチュアルと平和」「ヒーリングナイトその3」「エコプロダクツ2005」「STILL ALIVE上映会」「ヒーリングナイトその4」「善宇宙○ダンシングオールナイト」など、様々なイベントなどで販売した代金で、タイ・カオラックの津波復興住宅で作られている民芸品を売った売り上げ金だ。
この民芸品は、歌手、ミュージシャン、アーティスト、VJ、ヒーラーさんなど、ちょっと感覚の研ぎ澄まされた人に根強い人気で、今日は買えなくても、今度買うと言って、次回買ってくれるという人もいて。それなりには売れたが。
津波で、家と仕事を失った人が食べていくには、今まで売った量の50倍か100倍のペースで販売しないと、厳しいものがある。実際、3/15で、リーダー格の一人が、復興住宅を去った。
もっと、売れていれば、彼女がプロジェクトを離れないで済んだと思うと、自分の至らなさを痛感せざるを得なかった。
とはいえ、今回の発注は、現地でコーディネイトしている人が、新しくリーダーになった人との顔つなぎになる。そう思うことにした。
発注のついでに、現地でコーディネイトしている方に、今までのイベントでの販売の様子のデジカメの画像データを送ったら、工場の方が大変喜んでいたのだそうだ。
でも、実際は、経済的に自立するには、かなり厳しい状況にあることは間違いがない。
そんなことで、少ない売り上金+αで、今回の発注をした。
銀行から海外送金をするには、けっこうお金がかかる。支払い銀行手数料も、すごく高く。タイの標準的な給料の3-5日分に相当する金額だ。
だから、銀行の窓口も空いていた事もあり、千円札の束で入金し、このお金の由来を銀行員に話し、手続きをした。電信扱いをされるお金なんだけど、この民芸品でいろんな出会いも出てきているので、民芸品を作ってくれた方への感謝の気持ちも吹き込むつもりで、銀行員にお金を託した。
話しつつ手続きをしていると、銀行の窓口の担当の方も、タイ南部が好きなんだそうで、津波の後のプーケットに行った方だった事が判明。その表情から。
電信扱いだから、入力手続きとしては、同じなんだろうけど、お金に気持ちを吹き込んでくれた気がした。
別に、宜しくお願いします。なんて言わなくても、処理されていくものなんですけど。窓口で手続きを終えてたあと。ついつい、宜しくお願いしますと言ってしまった。

カオラックは、これから半年はシーズンオフとなる。
復興住宅の建設も一段落したようで。これから、復興による建設バブル景気が収束するだろう。これからが、正念場です。

ちなみに、近々の参加イベントは。

4/22.23 アースデイ東京 代々木公園

4/29 ヒーリングナイトその5 紅組 新宿・ネイキッドロフト

いずれも、お昼のイベントです。

[CANPAN blog STILL ALIVE より]

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