子供の笑顔 [2006年05月28日(Sun)]

生まれて4ヶ月の息子をつれて、根津のギャラリーカフェに行くとき、電車の中であるNGOの車内広告が目についた。

タイの津波の被災地域の復興住宅の入り口によく立て看板がついていたので、馴染みの深い団体なのだが、なにをやっているNGOなのかは特に気にしてはいなかった。
これで、どういうNGOなのかわかったのだが。

なぜこの広告が気になったのかというと、そのコピーと写真なのだ。

「この子の笑顔が、支援の成果」と書かれ、インドの女の子が団体のロゴ入りのランドセルを担いで笑顔でこちらを見ているという写真が掲載されていた。

去年、プーケットの日本人祭りに来ていた、カオラックの津波で被災した子供達の笑顔を見たときもそうだったのだが。日本の子供より、普段から素晴らしい笑顔なんですよね。
よく、途上国に支援に行った人からも聞くのだけど、かなり厳しい状況にあるのに、素晴らしい笑顔であることが多いんです。
これが支援の成果かどうかというよりも。
日本の子供の笑顔が無くなっているという事の方が問題だと思うんですよね。

親ばかだから言うけど、うちの4ヶ月の息子は、いまのところ良く笑ってくれて、周囲の人を喜ばしている。でも、日本では、いろんな要因があって、その笑顔が失われるかもしれないんですよね。
残念ながら、いまの日本は、笑顔を失う環境が他国より整っているように感じる。

べつに、この団体の活動がどうのということではないのだが。
一人当たり、月々4500円を払えば、途上国の子供が助かるというような事が書いてあったが。
日本の児童手当って、月々5000円なんですよね。
別にお金がたんまりあるからといって、子供が育つわけではないとは思うけど。
お金の価値が低く、物価の安い地域に対して払うお金と、物価の高い日本の子供に支払われるお金の金額があまり変わらないというのは、ちょっと淋しい気がするんですよね。

先日、野田聖子さんが言ってたけど、日本には、15歳未満の子供が1500万人いると言われているけど。登録されているイヌ・ネコの数が2300万匹ということで、子供の1.5倍いるんですよね。
いまの日本における民主主義では、多数派が優先される傾向があるわけですが。その論理で行くと、日本の子供は、数の論理でいけば、イヌ・ネコに負けるんですよ。
実際、小児科は減って、ペット病院は増えているわけで、市場の世界では、子供マーケットより、ペットマーケットの方が躍進している。

話しはもどって・・・

こういうNGOの活動は、とても重要だと思うし、うまく機能していってほしいと思うのだが。
目の前の日本の子供の事をもうちょっと真面目に考えゆきたいところです。
しかも、少子化で、子供がマイノリティに陥っているからこそ、多数派の大人の論理で進めるのではなく、子供の立場で考えていってほしいところです。

P.S.インドネシアのジャワ島の地震が気になっています。
日本って、命が失われにくい国なだけに、ちゃんと、命が失われやすい国のことを学ぶ必要があるように思います。

[CANPAN blog STILL ALIVE より]