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南の島で遊んで暮らそう! [2006年09月21日(Thu)]

南の島で遊んで暮らそう! [2006年09月21日(Thu)]

このタイトルの同名の本が出版されました。
この本は、プーケットの日本語補習校の校長先生が書いた、プーケットに移り住むキッカケや、ユーモア溢れる複雑な家族事情、著者のレストランで働くゲイ話、タイ特有の葬式宴会、そしてスマトラ沖大地震・大津波の体験談など、笑いと涙と夢がつまった、南国プーケットの楽園エッセイ集が南の島で遊んで暮らそう!です。
この本の売り上げの一部は、私の作った映像作品「STILL ALIVE 2005年プーケットに何が起きたのか」の中でも取り上げた、日本語補習校の校舎建設費用に充てられるとのことだ。
現在、プーケット日本語補習校は、旅行代理店の建物に間借りしており、エアコンもない教室をパーテーションで区切り、習熟度別に分けて授業を行っており。集中して学べる環境とは言い難い事があります。そこで、子ども達が学べる環境を整えたいという想いがあり、校舎建設を考えたのだそうです。
(なお、西岡さんは、「STILL ALIVE 2005年プーケットに何が起きたのか」の中では、撮影当時はまだ校長ではなく、ボランティア教師の一人として映っています。 )

実は、この本が出版されているというのは昨日知り、今度の京都の上映会で販売出来ないかということでプーケットにいる著者に連絡をとったところ、今日の朝に東京に来るということで、急遽、東京の出版社で、著者の西岡さんと会うことになりました。
それにしても、バンコクでクーデターのあった夜に、よく移動してきたなぁと思っていたら。シンガポール経由での帰国でした。
私の方は、カオラックに商品を発注し送金しようとしていたところにクーデターだったので、銀行や郵便局が止まっている可能性があるということで、カオラックと連絡を取り合ったりしていた。(銀行はお休みですが、郵便局は動いているようです)
西岡さんは、前回のクーデターの時、所用がありバンコクにいて、バリケードで両端を封鎖されたカオサン通りにいた経験があるそうで。ゲストハウスから、広い通りの方を見たら、黒煙が上がっていたとのことでした。

国際社会の中で、異国で育つ日本人の子どもが増えてきているのですが。その子ども達は、その地域ではマイノリティとしての存在であることが多く。明暗が分かれやすい傾向がある。(これは、日本にいる外国人もそうですよね)
その子ども達が、現地でせめて普通に暮らせ、何かあって、日本に住むことになった場合、日本で生きていけるスキルを学ぶ必要がある。
その学ぶ場は必要だ。

まあ、お気楽な本ですが。それだけに、リアルな現地の生活実感もわかると言えます。
そして、楽しみながら。プーケットに住む日本人の子ども達の明るい未来の手助けを出来るかもしれないというのは素敵なことではないでしょうか。

南の島で遊んで暮らそう!

著者:西岡史雄
出版社:新風舎
サイズ:単行本/205p
発行年月:2006年09月

ISBN:479743760X
本体価格 1,500円 (税込 1,575 円) 送料込

著者がプーケットに移り住むキッカケや、ユーモア溢れる複雑な家族事情、著者のレストランで働くゲイ話、タイ特有の葬式宴会、そしてスマトラ沖大地震・大津波の体験談など、笑いと涙と夢がつまった、南国プーケットの楽園エッセイ。

【目次】
南の島のスーパースター/サーフィンやるぞ/テンちゃん、ついに切る/夜のジャングルクルーズ、バングラーは闘いだ/神技GO‐GOバー/葬式は続くよいつまでも/パパと呼ばないで/一休さんがやって来た/楽園が震撼した日/塀の中の話〔ほか〕

[CANPAN blog STILL ALIVE より]

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