痛みの分かる人が国政に参画する意味 [2007年07月29日(Sun)]

7月29日午後9時30分頃、薬害によりHIVとなった参議院議員候補の川田龍平氏に当選確実の報道がなされた。
四谷にある川田龍平事務所の前には、報道関係の車が並んでいたが、同じ通り沿いにある、大河原候補の方が圧倒的に並んでいる台数が多く、こんなに早く当選確実が出るとは思えなかった。
事務所の中は、ボランティアの支援者がいっぱいで、テロップで当選確実と流れた瞬間どよめきが、そして、順位表が出たときは割れんばかりの歓声が起きた。

 

当確の画面が出た瞬間

この後、プレス用の部屋から、支援者の待機室に、川田龍平氏が降りてきたら、マスコミもいっぱい降りてきて大変なことに・・・・

 

マスコミ、マスコミ、マスコミ

川田龍平氏の演説は、絶叫するのではなく、静かに語りかけるタイプということもあり。
川田龍平氏の支援者への感謝の言葉をマイク無しで話す。
それを、支援者は静かに聞く。
おかげで、当選後にテレビ番組に何本か出ても、声が全く潰れていません。

薬害エイズという、国の行った事による被害者が、国政に参画する切符を手にしようとしている瞬間です。

残念ながら、多くの悲しい出来事が、さらに悲しい出来事になっていく事が多い。
それは、相手の立場になって対応していないからです。
それだったら、相手の立場の解る人が参画して、悲しいことが繰り返さないように変えて行けばいい。相手の立場はこうなんだという事を、わかってもらえる立場の人になればいい。

被害者とは、殆どの場合、いつ、どこで、どのような形でなるかわからないものです。
そして、被害者は、マイノリティでもあり、その発する言葉の意味を理解してもらえる人が少ない場合が多い。
だからこそ、被害者など痛みの分かる人が国政に参画するのは大変意味が大きいと思う。

おまけ 7/28の渋谷の様子

今回は22日のアルタ前と28日の宮益坂口の2箇所の野外ライブの音響と照明プランニングをお手伝いしてました。

 

選挙って観察していると、とても面白い。

横に、桝添要一氏がいて、隣のスペースで演説をしたのですが、あまりにも川田龍平氏の支援者が多かったために、散々自分の党の党首の批判をしつつ、「投票するなら私の名前で」と言って、演説を5分短くして次の場所に行ってしまいました。

また、道路の向かい側に、デヴィ夫人率いる、フジモリ陣営が大音量で演説し続けていました。

途中、東京選挙区の神田敏昌氏が、片手にビデオカメラを持ち自分の方に向けて、「今、川田龍平候補の前にいます」と言って通過していきました。

川田龍平の支持層に近いということで、川田龍平氏の街頭演説の後を追って、現れていた9条ネットのZAKI氏は、今回現れませんでした。

マック赤坂氏もどうも近所で踊っていたようですし。ドクター中松氏の発明品のスピーカー付選挙カーも置いてありました。

そして、ちょっと不思議だったのが、ハチ公前での今回立候補していない喜納昌吉氏のパフォーマンス。舞台を組んでの大騒ぎだったのですが。そのおかげで、最終日にハチ公前で選挙活動が出来ない候補者が何人もいたようです。
まあ、ハチ公前にいろんな候補が並んで、大変な大音響の演説合戦で何かなんだか解らなくなるよりはマシだったのかもしれないですが。多くの候補者が多くの人にアピールする場所を与えなかったというのは、たとえ良いことをやっていたとしても、あまりフェアと思えない部分が残ってしまう。

また、こういう場所で集会をすると、ティッシュ配りをしているアルバイトの人がノルマを達成出来ず困る事があるようです。そのため、支援者が配るはずの英会話教室の広告入りのティッシュを受け取り、みんなに回していました。
このほか、ビッグイシューを販売している方も、政策内容的には支持しているそうですが、売れないとその日の食い扶持がないとのこと。たまたま、欲しい号のバックナンバーがあったので買ってしまいました。
選挙をここでやってくれるなと言いすぎると、自由妨害という選挙違反になって、場合によっては逮捕されちゃうわけで。これは、花火大会でごったがえしている場所に、選挙カーが入ったら危ないということで、選挙カーが入るのを警察官が制止すると、警察官も自由妨害という選挙違反となってしまうという厳しい法律。
だから法律をタテに実質的に排除してしまう事も出来るんですよね。だからといって、それで食べている人の、食い扶持を奪ってしまう事は忍びないです。

[CANPAN blog STILL ALIVE より]