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由比ヶ浜で皆既月食 [2007年08月28日(Tue)]

由比ヶ浜で皆既月食 [2007年08月28日(Tue)]

東京は大雨とのことで、関東地区では皆既月食が見られなかったと思っている方が多いと思いますが。実は、関東でも見ることが出来たんですよね。
そこは、鎌倉の由比ヶ浜です。

この日は、由比ヶ浜にある、海辺の自然学校で「日と月の神秘を体験するワークショップ」(主催:ニコニコクリエイターズ)が開催されたのですが。ここで、見れたのです。
(さすがに、完全に陰に隠れて、ぼんやり赤くなるところは見えませんでしたが)

天候は前線が南下するため、雷雨が予想されていて。
実際、ワークショップが始まった5時ごろに、北の方で稲光がしていました。
しかし、由比ヶ浜は晴れていたんです。

 

夕日の中で、海と触れるワークが進行中

日が沈む頃になると、少し曇ってきました。
というより、由比ヶ浜って、夜の湿度が異様に高いんです。
そのためにもやっていると言う感じです。

ころころ、月食の原理を理解するワークが進行していました。

 

懐中電灯とピンポン球とパチンコ玉さいずのボールで、
地球と月と太陽の関係を学ぶ

一端、食事休憩ということで、近所のリトルタイランドでタイ料理を頂いたあと。いよいよ民族音楽とベリーダンスを楽しみながら皆既月食を楽しむ時間です。

しかし、ここで、ポツリポツリと雨が降ってきました。
空も曇っています。
お客さんもたくさん集まっているということで、稲光の場所も少し離れているということを確認して、演奏にGOサインが出た。

 

ロマ花族とあだっちによる民族音楽の演奏と、
三人の女性によるベリーダンスが繰り広げられる

三人のダンサーが踊っているのですが、その二人目が踊っているときのことである。
もう月食が見れないかと思っていたのですが、雲がぼんやりと明るくなっているのです。
そして、その雲の明るくなっている所をしばらく見ていると、雲の間から三日月のように欠けた月が現れたのです。

「月だ!」

女性が大きな声で叫んだ。

会場はどよめき。誰もが東側の空を見上げた。

演奏も踊りも月が光を取り戻すことを祝福するゆうように激しくなる。

 

三脚なしで撮影したのですが、月食がわかるでしょうか?
下の方にあるのは材木座海岸の海の家

異様な盛り上がりである。

そして、曲の終わりの雰囲気が出てきたとき、月が雲に隠れそうになり。
曲が終わると同時に、月が雲に隠れ。雨が降り出した。

ほんの10分ぐらいの出来事であった。

ほんの少しであったが、大地と宇宙が繋がった時間を共有出来た。

[CANPAN blog STILL ALIVE より]

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