続おもちゃのまちの仲間たち [2007年09月09日(Sun)]

モノ・クリエイション2007もいよいよ本番です。
お昼前に、昨日準備中だった、のろぼっけのブースに行く。
今日は2人の作家の仲間が来ていた。
実は、今回のブースは、大きな野望の元に出店していたのだ。
どういう野望かというと、のろぼっけにいめ作家が、パリコレクションに採用されるというものだ。そのためには、多くの人の評価を受け、鍛えなければならない。
今までも、フランスなどでも展示をしたことがあるのですが、意外と東京の展示会での発表をしたことがなかつたようで。今回のモノ・クリエイション2007は、日本国内の大々的な所での第一歩という位置づけなのだそうな。
そんな、のろぼっけも、このような想いになるまで、ずいぶん時間がかかったようだ。
代表の鈴木利子さんが、のろぼっけを始めた頃。障がいを持った仲間が、経済的に食べていけるようにという気持ちもあって始めたのだそうです。しかし、鈴木さんのお子さんでもある仲間は、機織りをしている仲間を横目で眺めながらも、全く織機の前に座ろうとしなかったのだそうだ。
しかし、時が過ぎ、さをりを織ることが、経済的な概念として、生きていくための道具ではない。モノをうってお金にするという事が本当に良いのかとと、考え出した。そんな4年目に、突然、鈴木さんのお子さんでもある仲間が、織機の前に座り、なにやら織り始めたのだそうだ。
いままで、お金にするため、型にはめて、上手に織っていくということをすすめていたのだが、仲間の作ったものは、想像を超える力を持っていた。
そして、なんと、後日、その作品を1万円で買いたいという方が現れたのだそうな。
その瞬間、仲間は、作家になった。
そこで、型にはめるのではなく、表現することの素晴らしさに気がついたのだ。
鈴木利子さんは、仲間か、私が気がつける状況になるまで、表現するのを待っていたのではないかと感じたのだそうだ。おそらく、鈴木利子さんも、仲間が手をつけないということを辛抱強く待ち続けた結果。お互いに表現出来る状態となったのでしょう。
この出来事があった後。作家として育てる。つまり、その人独自のスタイルが出来上がるようにと、工房の方針を転換していったのだそうな。
そんなこともあり。のろぼっけの作家たちは、作品からそれぞれの個性が輝いて見える。

[CANPAN blog STILL ALIVE より]