100人の子どものお母さん [2007年09月10日(Mon)]

第4回ものづくりビッグギャラリー「モノ・リリエイション2007」にツナミクラフトが出店していたのですが、お隣がアフリカのNGOの方たちでした。
売っているのはケニアの商品が中心なのですが、戦乱に巻き込まれていた国、コンゴ民主主義共和国のこれからの事をすすめていこうと、展示が行われていました。

コンゴは資源が豊かな国だったために、戦争で無茶苦茶になってしまったのです。
そのために、多くのストリートチルドレンが生み出されてしまいました。そして、時間の経過と共に、ストリートチルドレンが妊娠し出産するという、ストリートチルドレンがストリートチルドレンを産むという事が発生しているそうです。
そこで、コンゴの教育をしっかりしようと、今はベルギーに住んでいるのですがコンゴ出身の女性実業家が、自分の出来ることということで、支援を始めたのです。
最初は、お金を送っていたのだそうですが。残念ながら今の状況では、お金を渡しても確実に事業に使われにくいということで、自らでストリートチルドレンを育て教育すると決意し、100人の子どもの母となったのだそうです。

これは、アフリカの話ではないのですが、子どもが100人いると、1人ぐらい、優秀な子どもがいて、その子の能力で、みんなが食べることが出来るというという事があるのだそうです。
しかし、貧困から抜け出せない状況があると、お金がない、支援出来る仕組みがないという理由で、100人に1人の才能のある子にチャンスが与えられず。それが貧困から抜け出せない原因を作るという事があるのだそうです。

 

お隣のブースで記念写真

さてさて、話は、100人の子どものお母さんの話に戻りますが・・・
彼女は、いまベルギーという先進国を中心にビジネスをしているわけですが。先進国の人に、貧困問題の原点でもある「空腹」というものを理解するために、一日に一回の食事だけにするという事をすすめているのだそうです。
そういや、タイのお坊さんって、食事は一日1回、しかも托鉢をして、誰かからもらったものしか食べられません。なんか、それと、似てます。
ほんの少しですがタイのお坊さんの生活を見ていて、人がやさしくなるためのシステムとしてお寺とお坊さんが存在するという事を感じたのですが。
空腹を感じることも、やさしくなるための修行として組み入れられたのかも知れない。
おそらく、お坊さんの戒律は、仏陀のやってきた事をなぞらえたものが多いと言われるので。もしかすると、仏陀は、空腹を理解するということを、実践していたのでしょうね。

そんなことで、アフリカのコンゴという国の100人のストリートチルドレンの母と、インドで生まれタイに伝わったタイのお坊さんとがシンクロしているというのが、深いものを感じました。

[CANPAN blog STILL ALIVE より]