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これのためにどれだけの人が危ない目に遭っているのか [2007年09月19日(Wed)]

これのためにどれだけの人が危ない目に遭っているのか [2007年09月19日(Wed)]

国連が、政府開発援助(ODA)実施額の2割から4割に当たる年間200億~400億ドル(約2兆3000億~4兆6000億円)に達するとの報告書を公表した。
これって、恐ろしい数字ですよ。
途上国の人件費は、日本の十分の一とか、それ以下だったりするわけですから、このお金で何でも出来てしまうわけです。
たとえば、ODAがらみで、土地が必要と言うことなら、国軍が出動して、住民を武力で追い出したり。反対勢力の有力者(NGO職員含む)を殺してしまったりも出来てしまうわけです。
そして、お金をくれる国に対して、優遇する。たとえば、フィリピンに工場を持つ日本の企業(そこは、F1参戦している2つの自動車会社なども含む)の入っている工業団地でも、軍による住民排除や殺人が発生しています。
以前書いた記事のようなことも起こっています。
国とか、外国など、他人から、大量のお金をもらう方法を覚えると、人というか、その土地の権力者や行政は、簡単におかしくなれるんですよね。
これは、途上国の話でも何でもなくて、あなたの住んでいる町もそうかもしれないんですよ。

今回の記事みたいなことが横行しているからこそ、自分たちのお金で、自分たちで稼いだお金でどうにかしようという気持ちって大切なんだとあらためて思います。

途上国の収賄総額4兆6000億円=国連 
(時事通信社 – 09月18日 11:05)

【ニューヨーク17日時事】国連麻薬犯罪事務所(UNODC)と世界銀行は17日、開発途上国の公務員による収賄総額は控えめに見積もっても政府開発援助(ODA)実施額の2割から4割に当たる年間200億~400億ドル(約2兆3000億~4兆6000億円)に達するとの報告書を公表した。

報告書はまた、10人の政治指導者が汚職などで得た資金総額を列挙した図表を掲載。図表は非政府組織(NGO)が2004年に取りまとめた数字を基に作成され、それによれば、最も金額の多いスハルト元インドネシア大統領は150億~350億ドルを在任中に手に入れた。参院選に挑戦し、落選したフジモリ元ペルー大統領は6億ドル。

[時事通信社]

[CANPAN blog STILL ALIVE より]

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