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名古屋のフェアトレード店めぐり [2007年12月07日(Fri)]

名古屋のフェアトレード店めぐり [2007年12月07日(Fri)]

せっかく名古屋に来たということで、名古屋のフェアトレード店を回りました。
まずは、ウィルあいちの一階にある、「風の交差点 風’s」 http://www.huzu.jp/ です。
どうも、ここが名古屋で一番長い歴史のあるフェアトレードショップということです。
店に入り、事情を話すと、まずはコーヒーでもとコーヒーをいただく。
このコーヒーが実においしい。

メキシコのメキシコシティから車で6時間ぐらい行ったところで行われているプロジェクトのコーヒーです。

トセパンコーヒーのトセパン協同組合は、山岳地帯の先住民族ナワット族を主な構成員とする生産者だそうです。
森林農法で、しかも種や苗の状態から農薬を使わない方法で作られています。
森林農法とは、単一栽培でコーヒー畑をつくるのではなく、自然の生態系の中でコーヒーを育成する方法なのだそうです。
こういうコーヒーを飲めるのって贅沢ですよね。
だけど、もともとはみんなそうだったんですよね。

オーナーさんと、いろんなお話しをし。今日は売り込みに行くつもりもなにもなかったのですが、サンプルで持ってきた財布を扱ってもらうことになりました。

てなことで、東京ウイメンズプラザ、ウィルあいち、ドーンセンターと東名阪の女性センターを網羅することとなりました。

今池の方に向かい、オシャレな雰囲気のフェアトレードショップ向う。
静かな住宅地の公園の前にそのお店があった。
お店の横では、ガレージを利用して、ベビー服、子供服のリサイクルの販売が行われていて、近所のママたち物色しています。

 

 

この日は、ちょうど近所の方が自作の服を持ってきていて盛り上がっておりました。
落ち着いた頃に、店長さんと奥さんといろいろお話を聞きました。
名古屋は大都市の中では人口の割にフェアトレードショップが少ないそうです。名古屋近辺は工場が多く、海外との競争も激しいし、外国人労働者も多く来ている割に、海外に関心が少ない人が多いとのことです。
そこで、というわけではないのですが、おしゃれでやさしいフェアトレードショップを作ってみようと始めたのがこの店なのだそうです。
ただ、車文化の名古屋で駐車場がないとか、駅から離れているという難点もあるのですが。向かいの公園のおかげで明るいお店となっています。

Chappaqua[チャパカ] エコロジー&フェアトレードショップ
http://chappaqua.cocolog-nifty.com/

〒464-0076
名古屋市千種区豊年町17-18
tel 052-711-7432
13:00-18:00 日・祝&第2・4土休
地下鉄東山線[今池]1番出口より徒歩10分
市バス[都通2丁目]下車、西へ徒歩2分

ごく近所に名前を聞いたことがある管楽器専門店があったりするので、名古屋近辺で管楽器をやっている方にはだいたいどのあたりかピンとくるかも。

さてさて、そこから、さらに歩いて、大曾根駅に行く。
地下鉄乗換とは逆の、ナゴヤドームや徳川美術館のある南口の近くに「オゾン」 http://cdi.sakura.ne.jp/ozone/ というフェアトレードショップがある。

店に入ると、タイからの帰国直後で日焼けしていた私の顔を見て、とある関西系のフェアトレードの有名人と勘違いされる。
ここでも、コーヒーをいただきながら、情報交換。

タイでのさをり織りの話をしていたとき、何で「タイでさをり織り」という疑問を持っていたようですが。ナムケンという町が、100年前まで人が住んでいなかったこと。鉱山の開発や漁業で栄え、出稼ぎ労働者の町だったということを聞いたとたん。その疑問が解けたようだった。

フェアトレードのいいところは、伝統文化のない所に、文化を作ることができる。
スラム街でものを作るプロジェクトなんかもまさにそうです。

そんなことで、タイのさをり織りに興味を持っていただきました。

今回は、3軒の店を回りましたが。
いずれも、素敵な店で、お店の方も気持ちのいい方ばかりでした。

ただ、地域に素晴らしい店があるということが、地域にいま一つ知られていないということがあるような気がしました。

[CANPAN blog STILL ALIVE より]

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