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そうだ京都に行こう! [2008年01月24日(Thu)]

そうだ京都に行こう! [2008年01月24日(Thu)]

って、コピーがありましたが。

23日までの神戸での展示に引き続き、25日から27日は京都のエイコンズビレッジで展示をいたします。
そして、26日土曜日の午後はトーク&ライブが行われます。
これで、津波3周年イベントはラストスパートです。

今回は夕張のミニレポートつきです。

てなことで、今週末は是非京都へ。

以下、エイコンズビレッジのニュースレターから転載します

☆★エイコンズ7周年記念イベント
~グローバリズムの陰で・・そしてここから~」☆★
<日時>1月25日(金)~27日(日)1:00pm~6:00pm
<会場>エイコンズ・ビレッジ
≪内容≫スマトラ島沖地震による津波3周年イベント
サバイサバイ ツナミクラフト展
・販売、喫茶もあります

≪記念イベント≫
『プーケット津波3周年』
1月26日(土)2:00pm~ 入場料1500円(お茶つき)
≪内容≫・最新の被災地レポート 約60分
・製作現場の映像
・民芸品作りによる心の回復について
・夕張から見えて来るもの
(以上東山高志)
・阿部ひろ江ミニライブ

先日神戸リエゾンでの東山さんのトークに歌いに行かせて頂いた。
前回エイコンズなどで見せて頂いた東山さんの映画”STILL ALIVE”は、タイ、プーケット島に住む被災後の日本人達の暮らしの変化を描いたものだったが、今回の映像と報告では現地タイ人達の漁業の様子や、被災後に自立のために導入されたさおり織りをしている様子などもわかった。ビルマからの大量の出稼ぎの人達がツナミ直後には一旦帰国し、今は又、町の人口と
同じくらいの人数のビルマ人が帰って来て劣悪な住環境に居ること。
バンコクでは都市生活の弊害が出て来て、日本と同じように若者の間にニートが出てきていることなども話された。
エイコンズでのトークでは更にグローバリズムと関連させてお話して頂ける予定。

そして、27日は、同郷の土鍋かふぇ楽ちゃんの坂山さんによる、六ヶ所村レポートなど盛りだくさんです。楽ちゃんのデザートはむっちゃうまいです。

『六ヶ所からわたしの暮らしを 見つめなおす旅』
1月27日(日)2:00pm~ 入場料2000円(お茶、楽ちゃん特製生チョコケーキ付き。
この日は阿部の誕生日です!!)

≪トーク≫坂山保之(やっちゃん)
兵庫県西宮生まれ。ベジタリアン。
95年の震災と息子たちのアトピーが転機となり 生命を見つめる生き方を模索してゆく。
現在、滋賀県大津の築100年の古民家で暮らしながら 「土鍋かふぇ楽ちゃん」という家店を家族で営む。
そこで食や農、平和や環境をテーマにした「家庭科」や「合宿」などを しな がら、小さな暮らしの自立と自給と健やかな心身の平和を楽しく実践提案している。
最近は、この秋旅した青森県六ヶ所村への模様を語るライブを行なっている。
≪内容≫「六ヶ所ではちょうど植樹祭ー森を壊した荒地に植える
セヴァン・スズキも来ていた。その家族は信念を行動に移す人達だったそう。
子どもは親の背中を見て育つ。今は受け継いで来た伝統を壊して行っている。
ちょうど村を歩いている時に「日本原燃」と書かれたバスが駐車中。 2000人の社員がいて、寮と各施設を結んでいる。
「誰でもが原燃に入れるわけでは無くて、貧富の差が広がった」

六ヶ所ー花とハーブの里、十和田の農家、富山の電気を使わない自然農家など訪ねる

人は人によって動かされる。どんなことができるか。食を変える。消費する立場でどう変えてゆくか。
原発の電力は一般家庭で使われているのでは無く、大企業で使われているのではないか」などなど・・

≪ミニライブ&トーク≫阿部ひろ江ーチェルノブイリ事故8年後のベラルーシ、すでに開発が始まっていた、20年前の六ヶ所

≪楽ちゃんの生チョコケーキ≫卵砂糖乳製品に頼らずとも、おいしい!
自然な甘みが歩いてやってくる
やさしい平和が歩いてやってくる楽ちゃんの生ちょこケーキ。

六ヶ所村にしろ、原子力発電所は、現代の炭鉱なんです。
国策によって開発され、労働者には住宅が支給され、地域には大量に税金がつぎ込まれた。
しかし、労働者はどうなったのかというと・・・

沖縄出身のある原発ジプシーの最後の話が書かれています。
地方版にひっそりと報じられていた特集で、ネットに載ったのは幸いなのですが、全国版に載せてくれという運動も起きているようです。

エネルギーは転換しましたが、やっていることは転換できていないようです。
ウランもあと80年で使い果たすということを考えると、どんなに遅くても100年後には、閉山した炭鉱の町のようになるということは目に見えています。

下北よ! 原子力と私たち
(2)「夫倒れ危険性知った」
2008年01月04日 朝日新聞http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000310801040002

六ケ所再処理工場の西の方角に、アパートのような建物が40棟並ぶ施設がある。日本原燃に通う建設作業員らが寝泊まりする施設として、94年秋から営業している。
4畳半か6畳1室。部屋にベッド、テレビ、机がある。食堂、風呂、洗面所は共同だ。最盛期には、800人収容の宿に収容できないほど作業員が全国から集まった。

「今、六ケ所ってところにいるよ」

沖縄県うるま市。喜友名末子さん(56)は同い年の夫の正さんから電話を受けたことがある。正さんは六ケ所のこの施設に泊まっていた。

■   □

沖縄は青森と並んで雇用も少なく、賃金も低い県だ。正さんが「もっといい給料で違う仕事がしたい」と、20年以上勤めた沖縄県内の会社をやめたのは97年だった。
大阪市内の派遣会社に登録し、原発の労働者となった。放射能漏れの非破壊検査担当だった。同年9月、北海道電力の泊原発で初めて働いた。
原発の仕事は数日と短いこともあれば、1カ月近いこともあった。現場では簡易線量計をつけて仕事する。自身の被曝量を知ることができる。
一つの事業所での仕事が終わるたびに被曝量を書き留め、また別の事業所へ派遣される。被曝量は「放射線管理手帳」に記載される。
正さんが派遣された原発は次のようになる。泊→ 伊方(四国電力)→高浜(関西電力)→大飯(同)→美浜(同)→敦賀(日本原子力発電)→玄海(九州電力)。東北電力の秋田火発を経て六ケ所再処理工場へ。
正さんの放射線管理手帳によると、03年4月8~17日、同6月19~8月25日に再処理工場で働いた記録がある。

□   ■

01年ごろ、正さんに異変が起き始めた。鼻血が頻繁に出た。手足は氷のように冷たくなった。気力がなくなり、ご飯をお代わりしなくなった。
病気とは思わず、正さんは出稼ぎを続けた。だが、六ケ所からうるま市に帰った翌04年1月、顔の右半分が突然、大きく腫れ上がった。
鼻に腫瘍があった。緊急手術を受け、琉球大医学部付属病院に転院。ここで初めて悪性リンパ腫と診断された。
約7年間で正さんが被曝した線量の合計は99.76ミリシーベルト。国の基準によると、被曝線量は年間50ミリシーベルト、5年間で100ミリシーベルトを超えてはならないと定めている。
正さんが逝ったのは05年3月、53歳だった。

■   □

「初めて、心から愛した人。今も好きだから、夫の無念を晴らしたい」
末子さんは05年10月、正さんが悪性リンパ腫で亡くなったのは被曝によるものだとして、大阪府の淀川労基署に労災を申請した。だが、06年9月、不支給の決定が出された。
2人は18歳の時、沖縄の集団就職のグループで出会った。川崎市の電機メーカーで約3年半働き、沖縄に戻って24歳で結婚した。
正さんは本島北部の宮城島という小さな島で生まれ育った。2人のデートは決まって宮城島。末子さんは貝を拾い、正さんは釣りに興じた。
だが、正さんのいない3度目の正月。沖縄の家の台所に置かれ、守り神としてまつっている「ヒヌカン(火の神)」に手を合わせる。「見守っていてね」と語りかける。
末子さんは、労基署がある大阪にたびたび出かけた。大都会を1人で歩き回り、自分をこう奮い立たせたという。
「夫は病気になって初めて、原発労働の危険性に気づいた。労災を勝ち取って、夫が亡くなった事実を知ってもらい、私と同じ思いをする人が出ないようにしたい」
末子さんの不服申し立てに、厚生労働省は07年6月、「再検討する」と回答してきた。末子さんは吉報を待っている。
(北沢拓也)

【キーワード】原発・核燃料施設労働者の労災
厚生労働省によると、白血病になった原発労働者6人と、99年のJCO東海事業所(茨城県東海村)の臨界事故で被曝し、急性放射線症となった3人の計9人が労災認定を受けている。原発労働者の労災は、白血病など認定対象の疾病以外は検討に時間がかかり、「認められにくい」との指摘も多かった。だが、04年1月、東京電力福島第一原発などで働き、多発性骨髄腫になった大阪市の元作業員が初認定された。

そうそう、昔から大阪のあいりん地区には、労働者に対し原発で働かないかと誘ってくる人たちがいて。もう有名だったんですよね。
高校生の頃、友達とは、最後の最後は、その誘いに乗って原発で働くか、製薬会社の薬の試験の仕事をするかだねって言ってました。
当時から、問題になっていたのですが、いまだに変わっていないんですね。

最後にエイコンズビレッジの行き方
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/demachi/place.htm
場所がわかりにくいので↑のページをプリントアウトして、ちょっと早めに出て、電話で確認しながら行ったほうがいいと思います。

エイコンズ・ビレッジは
京都の町屋をリニューアルしたアンティークなスペース
情報交換、アーティストの交流や自由な表現の場を提供し
様々な情報発信をしていきます。

ACORN’S VILLAGE -エイコンズ・ビレッジ

京都市北区紫野西野町49 ℡+Fax 075-493-2983

「舟岡山」バス停を東に一分 ⇒ 北大路道路上に看板あり

★地下鉄烏丸線「北大路駅」北大路バスターミナル青乗り場から → 「舟岡山」停車の市バス(多数あり)で。
★京阪「出町柳駅」から → 市バス1番
★京都駅から → 市バス205、206番
★四条河原町・市役所前から→市バス205番
★四条大宮から→206番)

地下鉄北大路駅からも歩けます。
北大路通りをひたすら西へ、1500m。

[CANPAN blog STILL ALIVE より]

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