豆腐や納豆業界、値上げ求め連携 [2008年03月07日(Fri)]

豆腐や納豆など、大豆を使っている業界が、大手小売店などに対し、値上げを求めているそうです。
ベジタリアン専門カフェ経営をなさっていた方から聞いたのですが、大豆の高騰は、既に大豆ミートの値上がりとして現れていて。ベジタリアンに転向しても肉の食感が忘れられない人が食べていた食材が既に気軽に食べられないものになっているそうです。

それにも関わらず、スーパーなどでは、豆腐や納豆が相も変わらず同じ値段で販売されていて。その陰に、たくさんモノがうれるという地位を利用して、優越的地位の乱用をしているのではないかということです。

以前、関西のこだわり豆腐屋さんに教えてもらったのですが。今の技術では、ほんの少ししか大豆を使わずに豆腐を作ることが出来るそうです。スーパーで58円とかで売られている豆腐は、流通コストとかを考えると、たぶんそうだと思われます。

そんなものがまかり通るのは、優越的地位によって、価格が抑えられたためだと思われます。
消費者にとって、安いものが買えるのは確かにいいのだが。
結果として、消費者も品質の悪いものを食べる事になる。

つまり、生産者も消費者も得をしないということです。

値上げは、つらいけど、パッピーになれないですよね。

そうそう、小売価格の5-6割で卸していると書かれているけど。
小売価格の4割台前半以下で卸せと言われたことがあるだけに、記事に書かれている、これって、まだ条件いいと思います。
優越的地位の乱用って強烈です。

<原材料費高騰>豆腐や納豆業界、値上げ求め連携
(毎日新聞 – 03月07日 02:42)

値上げ交渉の粘りにも限界?
大豆など原材料費の高騰にあえぐ豆腐や納豆などの業界が連携して、農林水産省に窮状を訴えている。容器の価格高につながる原油高も加わり、生産者のコスト負担は深刻だが、中小・零細企業が多いため大手小売り相手の価格交渉力がなく、値上げできずに苦しんでいる。「このままでは死活問題だ」と、政府を通じて値上げに対する小売業者や消費者の理解を求めていく構えだ。

値上げに向けて共同歩調を取っているのは、豆腐、納豆、生めん、こんにゃくの生産者がそれぞれ加盟する4業界団体。今年1月、各団体加盟の計60社を対象に実施した値上げ交渉の実態などについてのアンケート結果を農水省に提示した。

アンケートでは「すでに値上げした」と答えた企業は4割にとどまり、「これから交渉する」との回答が6割に上った。「小売価格の5~6割で卸している」など、厳しい取引を強いられている事例もあったという。

値上げができずにいる業者の多くは、スーパーなど小売業者の競争が激しい都市部に集中していた。4業種は中小・零細企業が大半を占め、大手スーパーとの価格交渉力が弱い。業界には「値上げを要求したら、取引を別の業者に代えると言われた」など、切実な声も寄せられている。

業界内には「大手スーパーは優越的地位を乱用しており、独占禁止法に違反している」として、公正取引委員会への訴えを主張する強硬論もある。一方で、「スーパーとは持ちつ持たれつの関係だから、全面的には対立できない」との声も根強い。業界団体がまとまって直接、大手小売りに値上げを要請すれば、逆に独禁法が禁止する価格カルテルに抵触する恐れもあり、なかなか動きづらい。

このため、農水省に窮状を訴えることで、原料高騰について消費への周知を図ってもらい、値上げへの国民的理解が広がることを期待している。日本豆腐協会は「廃業する企業が年間500社以上に上るなど、価格維持は限界を超えている。このままでは、消費者に対する安定供給すら難しくなる」と訴えている。【秋本裕子】

[CANPAN blog STILL ALIVE より]