またもや恐れていたことが・・・ [2008年04月10日(Thu)]
先日のカツアゲ事件に引き続き、タイ南部の津波の被災地付近で、またもや恐れていたことが起きました。
それは、ミャンマー人の不法入国者が50人以上も亡くなる事件が起きたことです。
津波の直後は、ミャンマーに戻っていた不法入国者が、プーケットの津波からの復興を受けて、再び大量に不法入国をしてきているのです。
事件のあった、ラノーン県は、タイで一番人口密度の低い県だと言われていて。とてものどかなところですが。
ミャンマー人の不法入国者がプーケットに向かう途中にあります。
プーケットにはタイ語の「水」という言葉も知らないまま飲食店で働くミャンマー人もいたりするのですが。とにかく安いということで、雇われている。
去年の11月に、プーケットからラノーン県あたりに移動するとき、半年前より検問が増えていて、取り締まりが強化されていたようでした。
その一方で、漁港もミャンマー人労働者でいっぱいでした。
取り締まりが強化される中で、多くの人を運ばなくてはならなということで、より危険な方法で密入国が行われる状況が出来上がっていました。
今回、魚を運ぶ、鮮魚トラックに121人の密航をしたミャンマー人を詰め込んで、そのうち54人が窒息死してしまったわけですが。
ミャンマーの経済状況の問題もさることながら。
取り締まりの強化が、密航の巧妙化に繋がり、それが一因となって結果として悲劇に繋がったと考えています。
国を出なくてはいけなくなる状況が改善されることと、正しい手続きで出国出来る状況というのが出来ればいいのですが・・・。
密入国のミャンマー人54人が窒息死=保冷コンテナで-タイ
(時事通信社 – 04月10日 13:11)
【バンコク10日時事】タイ南部のラノン県で9日深夜、トラックの保冷コンテナで同国への密入国を図ったミャンマー人121人のうち、男女54人が窒息死し、酸欠状態の21人が病院に搬送された。また、46人が身柄を拘束された。ミャンマー人は就労目的で南部のプーケット県に向かう途中だった。
調べによると、ミャンマー人は同日、漁船でタイ国境近くまで運ばれた後、密入国し、魚介類の運搬に使われるコンテナに入れられた。警察当局はコンテナの大きさを縦6メートル、横2.2メートルと説明している。
ツナミクラフトでは、直接、このようなミャンマー人を助けることは出来ないのですが。
ツナミクラフトの商品とともに、現地の事を伝え。問題解決への糸口を見つけられたらと考えています。
[CANPAN blog STILL ALIVE より]
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