おいしいコーヒーの真実 [2008年05月16日(Fri)]

5/31に公開されるドキュメンタリー映画『おいしいコーヒーの真実』を一足早く見る機会があったので行ってきました。
この作品は、おそらく日本で初めて公開される「フェアトレード」について直接語った映画だと思います。
この作品が画期的な所は、コーヒー取引の価格決定権や貿易のルールの決め方などが映し出されている事です。フェアトレードコーヒーが好きな人は、生産者の様子などの映像を見る機会が多いのですが。そこでは見えない、生産者がなぜ貧しくなるのかの価格決定の仕組みが、わかりやすく映し出されているのだ。
それは、流通に多くの人が関わると、その分値段が高くなるというのとは別の、画期的な価格を抑える仕組みがあって、そのために、平気で30年前の価格までコーヒー豆の買い取り価格を暴落させ、安く買いたたくことが出来る仕組みが出来ている。
その結果どうなるかというと、貧困にあえぐだけでなく、お金になる麻薬の材料となる植物の栽培に手を出すことに・・・・
農民は、国から土地を貸し出されているため、勝手に場所を売買したり移動したりすることができず。農業をするには、その土地で出来る、コーヒーか麻薬の材料の栽培の二者択一となる。そして、食料はと言うと、アメリカから穀物がアフリカにやってくる。
メキシコには、パーマカルチャーなど、エコビレッジを作って、自給自足の生活をし、そこでコーヒーを栽培して外貨を稼ぐというプロジェクトがあるが。映画の舞台となっているところでは、それは不可能なのである。
それだけに、フェアトレードをしていかないと、持続的な生活が出来ないし、教育も受けられない。正に死活問題である。
一方で、随所に欧米の様々なコーヒー好きの姿が映し出される。コーヒーに対する熱意は感じるが、そこには生産者に対する敬意はなく、熱狂する姿が妙に滑稽に見えてしまう。
詳しくは映画を見て下さい。
それと、とにかく音楽が気持ちいいので、70分間、心地よい音楽を楽しむだけでも満足出来ます。

5/31 より、渋谷アップリンクにて公開
ドキュメンタリー映画『おいしいコーヒーの真実

5/31まで待てないあなたは、5/18にフェアトレード試飲会がと思ったら、予約が満杯になってしまっています。
しかも、当初アップリンクXで上映予定だったのが、お客さんがきそうなので、会場が狭いと言うことで、一部をアップリンクFACTORYに格上げとなりました。

また、6月には岡山でも上映されます。

それでも見られないという方は、自主上映も出来るそうです。
フェアトレードコーヒーを飲みながら、自分たちで上映するというのもいいですね。

この映画を見て、コーヒーが、苦くなるか、おいしくなるかは、あなたの行動次第。

[CANPAN blog STILL ALIVE より]