被災地は民間ボランティアの活動が事実上、封じられている? [2008年06月19日(Thu)]

これは日本での話です。

岩手宮城内陸地震において、ネット上でボランティアセンターが設置されないため事実上ボランティア活動が封じられている事実が出回っています。
19日現在、栗原市において、行政(社会福祉課)(社会福祉協議会)ではボランティアセンターは設置しない方針ということで、ボランティアをしようとしている人が路頭に迷ったり、地域にある全国にネットワークのある組織がその力を地域に活かすことが出来なくて困っているという情報が出回っています。

全国にある自然学校は共に学びあいながらネットワーク化しているわけですが、その自然学校のネットワークを活かして一元的な情報センターを設置する働きかけを現在行っているとのことですが、地区の自治会、市の仕組みの壁が厚く、なかなか身動きが取れないとのことです。

その影響もあるのか、被災から4日目段階で、避難所では行政からの一方向の情報のみしか伝えられない状況で、避難所は焦燥と無力感とが支配し始めているとのことです。

先日のブログで報告したように、ミャンマーのサイクロン被災地のミャウンミャでは、海外からのボランティアは入れなかったようですが、地域の人のネットワークとその地方出身者のネットワークが機能して、支援活動が行われたのですが。
そういう体制なら、別に外部からボランティアが来なくても自分たちで問題解決が出来ることは出来るのですが、行政にたより、無力感が支配しているというこの避難所の状態は、憂慮すべき状態だと思います。さらに、この無力感によって、必要以上の心のケアを必要とする状態を創り出している「心の二次災害の」危険性を感じます。

今回被災した地域には、開拓地で、避難所には開拓世代のお年寄りが大多数を占めるそうです。自然学校側は、そんな避難所でニーズ調査を含んだ、話し相手ボランティア、被災状況の聞き書き記録ボランティアを募集しているのですが。形の上ではボランティアセンターが無いため、自然学校の仲間という形で支援に入ることになるとのこと。

阪神大震災で、民間ボランティアが注目されて以来、行政が民間ボランティアを受け入れるためにボランティアセンターを設置し対応して成果を上げているが。今回の岩手宮城内陸地震において何らかの事情で民間ボランティアの活動が事実上、封じられている?という状態となっており。そのことについて、はじめてだということで、関係者は戸惑いを見せているそうです。

しかも、マスコミの論調が急速に関心を失ってきているので、それに対しての焦りも感じているようです。
まあ、マスコミが好きというか、ネタを持続できる状態は、死者数が毎日増えていくという状況なのですが。
今回の岩手宮城内陸地震は、地震の規模や強さのわりに倒壊家屋が少ない事などもあり、マスコミははや、情報ソースが尽きてきて、紙面、ニュースとも急速に関心を失いつつあります。

そんなことで、民間ボランティアが「多くの人の関心を持続させていく方法を模索する」という新しいテーマのタスクをしなくてはならなくなっているとのことです。

このテーマは、私が津波の風評被害のドキュメンタリーを撮った理由ととても似ています。
被災地は、最初はお祭りのようですが、お祭りが終わった頃から、様々な問題が吹き出してくるというか顕在化してくるので。継続的にモニタリングしていく必要があります。

緊急の情報と共に、長期的に見守っていく必要があるのです。

幸いCanpanには「豊志のくりこま高原物語」があります。
是非こちらのブログをチェックして下さい。

それと、緊急支援のボランティアを希望の方は、情報をよく精査し、ボランティアの手配をして頂いている方が、どのようにすれば負担を増やさないかを考えて、その上で連絡をとってみてください。
また、あと数日でボランティアセンターが設置されるように調整をしているようなので、常に最新の情報を得るようにして下さい。

[CANPAN blog STILL ALIVE より]