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久々のバトンの夜 [2008年08月29日(Fri)]

久々のバトンの夜 [2008年08月29日(Fri)]

タイ南部には来ていたのですが、久しぶりのバトンビーチの夜です。
たぶん去年の1月以来という感じでしょうか。

今回はプーケットに泊まるということで、何人かの日本人に来る事を伝え。会う事ができました。
とくにダイビングショップのオーナーさんとは、映画STILL ALIVEの撮影中は毎晩のように会っていました。もちろん作品内にも登場しています。

いろいろ話していると、STILL ALIVEのその後の話がいくらでも出てきます。

日本人がプーケットに来なくなったために閉店した飲み屋の隣にあったダイビングショップも、契約更新ができずに追い出され。新しくできたショッピング街「ジャンセイロン」内に店を構えたが、使い勝手が悪くさらに引っ越したのだそうな。
そのために、小さく復活していたバーカウンターひとつの飲み屋も閉店となりました。
従業員だった女性も結婚して、現在は身重なのだそうです。

大きなホテルの板前だった方は、日本人観光客が来ないために、勤務日を極端に減らされて、津波の被害に遭った奥さんの経営するレストランの手伝いをしていました。
その後、奥さんが病気をしたため、ホテルを辞めて店を守っていたのですが。
久々に行ってみると、閉店し、新しい店が入っていました。
今はどうしているかというと、再び大きなホテルの板前に復職したのだそうです。
手に職があると強いようです。
いい板前だとホテルの営業部長とあまりかわらない高額な給料なのだそうです。
日本でもホテルの支配人より、レストランのシェフの方が給料が高いことがあるのと同じです。
気になるのが、奥さんの健康です・・・
今度、プーケットに行く時は、このホテルに行ってみよう。

ダイビングショップの方たちと夕食後、ライブバーに行く。
ここのハウスバンドがなかなかいいということでやってきました。
ひとつは、70年代の音楽を中心としたバンドと、ジャマイカから来たレゲエやラテンを中心に演奏する黒人グループの二組。
今回のお目当ては70年代の音楽を中心としたバンドなのですが、編成の基本はフィリピン人が占めている。とにかく無茶苦茶上手い。
プーケットは出稼ぎによって支えられていることがよくわかる。
なぜ曲調が70年代が中心かというと、客層に合わせて選曲しているのだそうです。
確かに、50代以上の白人客が多く。70代となるとライブバーのようなうるさい場所には出てこない。

ライブ中に雨が降ってきた。
店員は面白可笑しいしぐさをしながら、大きな傘を持ってきてお客さんに雨があたらないようにする。
ここのフロアマネージャーは、そのユーモアのセンスで、ペーペーからキャリアを始めてマネージャまで登って行ったそうです。
だからこそ、楽しく働き、当然お客さんも楽しくなる。

観光地ということで、毎日がお祭りだとはいえ、お客さんを楽しませることに徹底すれば、評価されるという、当たり前の事が、当たり前でないのが今の日本という感じがした。

[CANPAN blog STILL ALIVE より]

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