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バティックに初挑戦 [2008年08月30日(Sat)]

バティックに初挑戦 [2008年08月30日(Sat)]

ツナミクラフトでは、様々なタイの作家のバティックを扱っています。
一般に、バティックというと、インドネシアのイメージが強いわけですが。タイのインド洋側は特に、海を伝って、マレーシア、インドネシア、ミャンマーなどの文化が入り混じっています。
そんなことで、バティックが広く行われているのですが、インドネシアのものとちょいと雰囲気が違います。

そんなことで、この地域の伝統であるバティックに挑戦してみました。

まず、布の用意をして。それを木でできた枠に貼り付けます。
それから、溶かしたロウで絵を描いていきます。

これがなかなか難しい。

ロウが垂れて線が太くなるのもよくないし、ちゃんとロウが布の裏側までしみこまないとうまく色をはじかない。

私が描いた絵が、うまくロウが染み込んでいるかをチェックしてもらっています。

それから、着色となるわけですが。

おそらくアクリル系の染料を使っているようで、水で薄めて着色ができるのですが、乾くと水に濡れても落ちなくなります。

そなにことで、着色してみました。
最初は、染料の特性がわからず苦労したのですが。
水彩画やカラーインクの要領で、いけることがわかってきたので、グラデーションも表現可能です。

しかーし、やはり、ロウでの描きが甘かったので、色がどうしても染み出してしまいます。

まあ、初めてなので仕方ないか・・・

着色が完了した状態です。

バックの水色は、職人さんに塗ってもらいました。
実はグラデーションより均等に塗る方が難しかったりします。

このあと、布を乾かしたあと。茹でて、ロウを溶かし。
それから、再び水洗いをし、乾かせば完成となります。

そのあたりの工程は、職人さんにお願いして。
帰る間際に、完成品を受け取れるとのこと。

自分の作品が後でもらえるというのは、楽しいですよね。

それと同時に、バティックが、どのような技術のもとでつくられているかがよくわかります。
そうすることにより、クラフト品の付加価値が上がってゆきます。

[CANPAN blog STILL ALIVE より]

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