派遣村に行ってきました [2009年01月04日(Sun)]
日比谷公園で年越しをするためにできたテント村「派遣村」に音響機材の貸し出しのために行ってきました。
食事の寸前だったということで、炊き出しに約150メートルの列ができていて、それを捉えようとマスコミが一斉にカメラを向けていました。
マスコミも国内だけでなく海外メディアもきていて、イタリア人記者と雑談したりと、なんとなく和やかなムード。
本部に行くと、辻元議員もいたりと、やらなんやらでゴチャゴチャで、とにかくいろんな人がボランティアで集まっているという感じでした。
これだけ集まるとゴミの問題が出てくるのですが。ボランティアたちが寄ってたかってゴミの分別をしていて。ゴミ袋がおそらく2トントラック10台分近く蓄積されていました。
おかげで、公園内はごみが散らかっていません。
食料もテントひとつ分あるという感じで、とにかく集まっているという感じです。
派遣村にいるという人を見た感じでは「派遣」というイメージからすると、年齢層が高く、圧倒的に男性が多い気がしました。それと、服を支給された影響もあるでしょうが、意外とこぎれいです。ここに来るだけのバイタリティというか、パワーのある人が来ているという感じです。それだけに、ここに来れない人もかなりいるという感じを受けました。そっちの方が大きな問題かもしれないと感じました。
手伝いに来ている人も様々で、どこかの労働組合の人とおぼわはき人も多くいらっしゃいましたが、自身もかつてホームレスで、NGOのおかげで家を借りることが出来たという人が、仕事が少なくお金がない中で駆けつけていました。
このテント村も明日5日まで。いまのところ雨が降らなくてラッキーです。
すぐ近くの厚生労働省の講堂も解放されたようですが、今は使えないと言っていました。
仕事始めになっても、すぐに宿を確保できる給料をもらえるわけではないので、5日以降もなんらかの対策をしてほしいというニーズがあります。
「派遣村」はマスコミにとっては、いやネットの世界において、いいネタ提供をする形の展開ができているのですが。本当のシリアスな問題は、そのあとにやってくると思っています。
今後の展開に注目です。
ということで、機材を設置して帰ってきましたとさ。
[CANPAN blog STILL ALIVE より]
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