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えべっさん [2009年01月09日(Fri)]

えべっさん [2009年01月09日(Fri)]

実家に帰ったついでに、関西では商売繁盛の神様である「えべっさん」に行ってきました。

東京にいると、えべっさんより、酉の市や大黒様の方が人気があり、エビスと言えばビールのブランドや渋谷に近いおしゃれな街の地名というイメージが強いのですが。
関西では、全く逆で。
大黒様や酉の市より、えべっさんが商売繁盛ということで人気があり。
エビスビールより、アサヒスーパードライの世界ですし。
東京の恵比寿はオシャレな街というイメージに対し、大阪の恵比須町は電器屋街に通天閣に路面電車かあるコテコテの下町です。

えべっさんは、日本神話の世界では、ちょいとミステリアスな神様だったりします。

日本には、いろんな神様がいますが、えべっさんは、大黒様のことであるというパターンと、国生みの際にイザナギ、イザナミの間に生まれた最初の子である蛭子命(ひるこのみこと)・ヒルコという説がある。
ヒルコと次に生まれたアハシマは、国生みの際にイザナギ、イザナミの子どもとカウントしないそうで。産みそこないの子で、3歳になっても足が立たなかったために海に捨てられてしまったそうな。
それが、日本の国土が出来たあとにたどり着いたのが、西宮戎神社のある西宮だということです。

また、七福神という、外国から来た神様だったり、海の向こうからやってくる神様として、大型の海の生物であるイルカ、クジラ、ジンベエザメなども「えびす」と呼ばれたり、海外からの費用ちゃくぷつや遺骸も「えびす」と呼んだりと、いずれにしても「えびす」は海からやってきた神様と捉えられているようです。

今年の十日戎は、金土日ということで、見事に週末と重なるため混雑を予想して、宵戎である9日の午前中に行くことにした。

このタイミングを逃すと、3日で100万人が訪れ、近くの国道も身動きが取れなくなる。

ここは、昨年使った福笹を返す場所ですが。
このような巨大なバリケードが二か所あって、残り福が終わる11日には二つとも満杯になってしまう。

「招福大まぐろ奉納」ってので、でっかいマグロが奉納されていて、そこにお金をペタペタとひっつけます。お金が身に付くらしいですが。
三日間奉納された後は、関係者で食べるらしい・・・。
寒いから腐らないとは思いますが、かなりチャレンジャー。

福娘から、福笹を購入。

今宮戎の福娘はミスコンの様相を呈していますが、西宮戎はそこまでエスカレートとしてないとはいえ、甲子園でのプラカード持ちとともに、西宮の女の子が一度やってみたいと思う役職の一つでもある。

えべっさんと言えば「鯛」ということで、鯛の形をしたおみくじがあり早速ゲット。

お化け屋敷、猿回し、射的、甘酒・・・・昔ながらの露店がたくさんならんでいましたが、混む前に境内から出てきました。

それにしても、関西人の福に関するこだわりはすごいものがある。

[CANPAN blog STILL ALIVE より]

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