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MBKのフェアトレードショップ [2009年02月06日(Fri)]

MBKのフェアトレードショップ [2009年02月06日(Fri)]

タイの首都バンコクのショッピングセンターの元祖的存在の「MBK(マーブンコーン)」という建物がある。
日本人からすれば、東急百貨店のあるあのビルです。
イメージとしたら、渋谷の109とか大阪梅田のHEP阪急を巨大化させたようなものです。

そこの2階に去年の11月にフェアトレードショップが開店しました。
お店の名前は「LOFTY BAMBOO」、一号店はカオサン通りにあり、MBKが2号店だそうです。
2階と言っても、タイのショッピングセンターは日本のより巨大なので迷ってしまいそうですが。高架鉄道の駅に繋がっている東急百貨店に近く、近くにヤマザキパンがあるという好立地です。
日本人にとってとても行きやすい所です。近くに8番ラーメンもあるしね。

 

 

ラインナップは、山岳少数民族の布などを使った服や雑貨が、丁寧に製品化されています。
そして、津波のさをり織りも販売されています。
この店の津波のさをり織りは、LOFTY BAMBOOのオリジナルモデルが数多くラインナップされており。日本では手に入らないモデルがあります。

さてさて、このお店の商品で1つ気を使っている事があります。
それは、ちゃんとした工場で加工するということです。

安い労働力で働かせているような工場は、工場で働く人のモラルを低下させる場合があるそうで。盗難や着服、横流しなどが発生する場合があるそうです。
この盗難や着服、横流しによって手に入れた商品は、激安で販売される事があり。それが、正規の流通の商品の競争力を落とし。販売価格の低下を招き、それが、工場労働者の賃金の抑制に繋がるという。盗難品が販売されることをきっかけとした、デフレスパイラルのような事が起きるのだそうです。
だからこそ、きっちりと商品を管理して、生産出来る工場にお願いして製品を作るのだそうです。

日本の常識からすると、信じられない事だと思っているでしょうが。
つい10年ほど前の秋葉原は、盗品のメモリーなとが盗難に遭った店の目の前で平気で売られていたという事を考えると他人事ではありません。

確かな商品を、確かな方法で作ることで、価値を守る。
それも、フェアトレードのひとつのあり方です。

《撮影こぼれ話》
写真ではお客さんが写っていませんが。撮影をしようとするとお客さんがわんさか入ってくるという現象が発生し、なかなか撮影の予定が大幅に遅れちゃいました。
その間にさをり織りが数点、ワンピースとか小物とか売れていました。
さをり織りもとても人気で、在庫がすっからかんになっていたので、撮影の2日前に南部のさをり織りの研修センターに行って仕入れていました。
[CANPAN blog STILL ALIVE より]

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