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インド洋大津波から4年。未来と笑顔の展覧会「アンダマンスマイル展」開催のお知らせ [2009年04月22日(Wed)]

インド洋大津波から4年。未来と笑顔の展覧会「アンダマンスマイル展」開催のお知らせ [2009年04月22日(Wed)]

5月14日より、タイ・インド洋大津波で被災したこどもたちが、「未来」と「笑顔」をどのようにして取り戻したのかを、こどもたちの作品、写真、津波復興クラフト品の展示を通じて伝えるて「アンダマンスマイル展」を開催することとなりました。

ずいぶん前から準備をしていたのですが、やっと告知が出来る状態となりました。

なんと、在京タイ王国大使館や新宿区などからも、趣旨に賛同し、後援も戴きました。

皆さん是非見に来て下さい。

そして、広報活動が諸事情で遅れているので、宣伝のお手伝いをお願いします。

●「アンダマンスマイル展」概要
名称 「アンダマンスマイル展」
主催: NPO 法人市民の芸術活動推進委員会、マーヤーゴータミ財団
後援: 在京タイ王国大使館、新宿区、新宿区教育委員会、財団法人新宿文化国際交流財団、NPO 法人国際教育情報交流協会、NPO 法人さをりひろば、東京都図画工作研究会、全国造形教育連盟、スナンタナワラーム森林派寺院
協力: ぺんてる株式会社、ドゥアンプラティープ財団、ツナミクラフト
運営: アンダマンスマイル実行委員会
日時: 2009 年5 月14 日(木)~23 日(土) 10 時~18 時 ※開催期間中休みなし
場所: CCAAアートプラザ (東京都新宿四谷4-20 四谷ひろば)
入場料: 200 円 中学生以下無料

●主旨
2004年12月26日に発生したスマトラ島沖地震によるインド洋大津波から4年が経過しました。タイ南部における津波被災地では、被災者ケアが行われ多くの成果を挙げていて、そのひとつがアートを活用した心のケアです。津波孤児や被災者たちが、前向きに生きているところを展示を通じて知ってもらいます。一方、日本では、次々と起こる事件や出来事に翻弄され、人々は不安と閉塞感を感じています。復興のプロセスとともにタイ南部の笑顔を多角的に伝えることで、日本に笑顔を取り戻すヒントを提示します。

実施内容 タイの津波孤児施設に暮らすこどもたちが描いた絵、ポートレート、被災者支援のクラフトを展示

◯津波孤児施設「バーンターンナムチャイ」作品展 (約100点)
2009 年3 月14 日~ 16 日にパンガー県タクアパー郡の津波孤児施設「バーンターンナムチャイ」で実施した、訪タイ共同作業の際に制作された、タイのこどもたちの作品を展示。(指導: CCAA理事長 鈴石弘之)

◯フォトグラフィック作品展 「Heart Beat」 Nory Qareeb

◯ツナミクラフト展
タイの津波被災地域では、心のケアと被災者の経済的支援などを目的とした、バティックやさをり織りなどの、ものづくりによる復興プログラムが実施され、今でも継続しています。
ツナミクラフトが生まれた背景もパネル展示。日本生まれのアートワーク「さをり織り」が津波被災地における新しい文化として定着。日本国内の作家作品も展示します。

◯来日セミナー
ものづくりを通じた、災害からの心のケアと経済支援の発案者と実践者がタイから来日。
・アーチャン光男ガヴェサコー師( スナンタナワラーム森林派寺院住職)
・シラット・ウィラチャラシン( さをり研修センター・プロダクトマネージャー) 他 (予定)

●津波孤児施設「バーンターンナムチャイ」
津波避難所に設置されていた避難所センターは、テント作りで安全とは言えない状態だったため、ドゥアンプラティープ財団は被災したこどもたちの活動拠点として『バーンターンナムチャイ(慈悲の家)』(パンガー県タクアパー郡バーンプルッティアウ村)を2006年8月30日に開設。18歳までの約50名の津波孤児が共同生活を送っています。

●「ツナミクラフト」について
2004年12月に発生したスマトラ島沖地震による大津波の復興事業の商品を扱う、フェアトレードの精神に基づいて、映像作家東山高志が始めたプロジェクト。タイ南部を中心に4つの復興プロジェクトの商品を日本に輸入販売し、慈善活動団体のバザー品の提供やフェアトレードショップ等への卸売りを行っています。

●「SAORI for TSUNAMI THAILAND」について
津波から約1ヶ月後の2005年2月、タイ最大の仮設住宅街「バンムアン」(パンガー県)にて、アーチャン光男カヴェサコー師の指導により、マーヤーゴータミ財団がアートセラピーを目的とした”さをり織り”プロジェクトを開始しました。
津波からの心の癒しだけでなく、さをり織りを製品として販売することで雇用を生み、津波被災者の経済的な支援を行いました。復興を目的とした民芸品作りの数少ない成功事例です。
”さをり織り”は1968 年に大阪の女性、城みさを氏が始めた自由な作風の現代手織りで、日本全国の福祉施設などでも実施されています。タイ王国には、2002 年-2005 年のJICA(国際協力事業団)による障害者自立支援プロジェクト「SAORI タイプロジェクト」により本格導入に至りました。

● 「アーチャン光男カヴェサコー師」について
ワットパー・スナンタワナラーム寺の住職 マーヤーゴータミ財団名誉会長
1951年、岩手県雫石町に生まれ。1969年に県立盛岡工業高校卒業、就職、1971年に会社を退社し、インド・ネパールへ旅立つ。1974年、タイ王国で仏教僧として出家。1990年、タイ王国カンチャナブリー県にてスナンタワナラーム寺を設立、タイ王国バンコク市に、貧困家庭の児童・生徒・学生を対象とした奨学金などを主な事業とするマーヤーゴータミ財団設立。タイ国内では、カリスマ的人気の僧侶の1人。

[CANPAN blog STILL ALIVE より]

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