×

船場でフェアトレード [2009年07月09日(Thu)]

船場でフェアトレード [2009年07月09日(Thu)]

大阪の船場といえば、商売の町。
呉服問屋、繊維問屋などが所狭しと並んでいます。
そんな、街にフェアトレードカフェが出現しました。

 

アルゴノートカフェ

いままで、ありそうでなかったお店で。
すっごい、モダンな大人のカフェが、実はフェアトレードを扱っている。
しかも、丼池(どぶいけ)筋といって、心斎橋筋のひとつ東側の筋で、しかもすぐ近くがアカチャンホンポの本店という、もうコテコテの船場というのが面白い。
先日紹介した、LOVE LUCK LIFEの日本橋・水天宮前と同じく、東西の古くからの商売人の町に、フェアトレードが入ってきているというのは面白い流れかと思います。

まず、お店に入って目に付くのが、パンやサンドイッチやスイーツ。それとジェラート。
これらは、すべてがフェアトレードではないのですが、お客さんにやさしい価格と内容となっています。

そして、さりげなくフェアトレードに移行できる仕掛けがあります。

ふと手に取りたくなるような、かわいい品々とディスプレイ。
そして、興味がわくようなパネル。

さらに、自分をほめてあげたくなる日に一杯飲みたくなる、フェアトレードコーヒー。
これが、一回頼めば、二杯分飲めるポットがついているので、ついついまったりしてしまいます。

アルゴノートカフェは、二階三階があって、二階がバーになっています。

ここは大人の雰囲気。
ソファーでゆっくりくつろげます。

そして三階がギャラリースペース。

いまは、フェアトレード展が開催されています。

ツナミクラフトの製品も販売されています。

六月中旬にオープンしたばかりですが、ランチにきたお客さんが少しずつフェアトレードに興味を持ち出すという現象が既に起きているとのこと。

フェアトレードに新しい流れが出てきつつあるのを感じました。

大阪の本町にお越しの際はぜひお寄りください。

P.S.船場の商人は、「商い」のことを「飽きない」とかけて、お客さんを飽きないようにするのが「商い」だといいます。それは、次々サービスを考えたり、常に一定の品質以上のもの作ることでもありますが、「継続させる」つまり「サスティナビリティ」が大切だと説いているように聞こえます。
フェアトレードは、サスティナビリティを大切にしています。おそらく、新しい商いのスタイルなのかもしれません。

[CANPAN blog STILL ALIVE より]

Share this content: