キルギスでもさをり織り [2009年11月07日(Sat)]

タイ南部のTsunami Craft Centreで約1年間働いていた福田さんが、キルギスから帰国したので、さをり織り40周年イベントに行くということで関西で再会しました。

集合場所はTSUNAMIクラフト展の最終日となるSAORI神戸です。

福田さんは、2005年に大学を卒業後、大学の先生の薦めで、長期ボランティアとしてタイ南部に派遣されました。最初は教育支援だったのですが、津波被災地で心のケアのために作られた作品を販売することで支援するTsunami Craft Centreに1年近く従事することになります。
私のさをり織りをはじめとする津波被災者の作品の販売は、福田さんが現地にいることではじめられたと言ってもいいです。

福田さんは、長期ボランティアではよくある話ですが、タイから帰国後、しばらく、就職できず。仙台の実家の近くでアルバイトで食いつないでいたのですが。青年海外協力隊に応募して、2年間キルギスに行き、つい最近帰国しました。

キルギスは、中央アジアにある、旧ソ連から独立した、遊牧民などが住む小さな国です。かつては、シルクロードの一部ではあったのですが、今は伝統文化も薄れてきているとか。また、ベルリンの壁が崩壊して20年経ちますが、強烈な社会主義体制の名残もあり、自由に何かすることができない人も多いとか。
そんなことで、JICAが村落開発をしています。

福田さんは、最初の1年は、リサーチが中心となったのですが、後半の1年はキルギスでさをり織りと製品化のプロジェクトを立ち上げました。

熱い南国のタイでさをり織りと出会い、冬はマイナス40度になる厳寒になるキルギスでさをり織りを指導するとは・・・・。

 

作品集

タイ南部のさをり織りと違って、とてもシックな感じです。
でも、原色系も好きなんだそうで、アースカラーをベースにビビットな色がアクセントというのが、キルギスのファッション感覚なのだそうな。

キルギスは、糸などは中国製の安い糸が出回っているのですが、現地独自のものとなるとフェルトになるのだそうです。

キルギスのさをり織りは、残念ながら日本には持ってこれていません。
荷物を運ぶのが大変なのと、インターネットはもちろん電話も通じない地域であること、オーダーかけるにしても英語が通じない(かわりにロシア語は可)、送金が困難など、問題山積。

とはいえ、いつの日か、キルギスのさをり製品やフェルト製品が日本でも手に入るようにしたいですね。

[CANPAN blog STILL ALIVE より]