電器屋さんがフェアトレードショップに? [2010年07月25日(Sun)]

ついに栃木県宇都宮市にツナミクラフト常設店が出来ました。

「ワールド・ステッチ」

今年5月にオープンした、マダガスカルやトルコの製品を中心にアロマや人や地球にやさしい商品を扱っているお店。
実はこのお店、以前は電器屋さんだったそうです。それをリフォームして雑貨屋さんになってしまいました。
電器屋さんだったとは思えないでしょ。

お店の前は交通量の多い道、街の中心部からは離れているのですが、戦前は宇都宮に大きな軍隊がいて、その施設に向かう道にお店を構えたとのこと。(宇都宮は餃子が名物ですが、おそらく軍隊にからんで満州との繋がりが関係しているのかも)
高度成長期にはかなり電器屋さんが流行っていたそうです。
当時の電化製品は、修理が出来たので、修理をするだけで社員さんが食べていけたのだそうです。そして、割賦販売やカードなどの信用取引が発達していなかったために、お店が融通をきかせて販売したことで、顧客の心をつかんでいたところもあったそうです。
それが、電化製品のブラックボックス化が進み修理ができなくなり、誰が売っても変わらない状況が生まれ、家電量販店に押されてしまい、店を畳んでしっまったのだそうです。
そして、店を畳んで数年して、リフォームをして新しいお店を作ったのだそうです。

家電製品からフェアトレードや諸国雑貨へと、お店で売っているものは変わったけれど、誰が売っても同じものではなく、そのお店でその人から買いたいものを売っているという面では変わりないように感じました。

フェアトレードの世界でも、認証制度により、誰が売ってもかまわない状態を作るシステムが拡がっています。これは、これで必要なことだと思うのですが。
誰が売っても同じものではなく、その人から買いたいものを売ることこそが、顔の見える関係であり。買う人も、売る人も、作る人も、お互いに尊重しあって商取引ができ、そこにフェアなトレードの状態が出来上がるように思います。
私としては、フェアトレードは、そうあってほしいと思っています。

それと、この店の強みは、家賃が発生しないというところだそうです。
宇都宮の中心部のお店が少なくなる空洞化が進んでいるのだそうですが。
車文化となり「宮環」と呼ばれる環状道路が出来たらそちらに大型店舗が出来た面も大きいのですが。都心部が再開発されたことにより家賃が高くなり、お店を出すハードルが高くなったことが、都心部の空洞化に繋がっているとのことです。
古くからちょっと町外れのこの場所でお店をやっていて、土地を持っていたからこそ、腰を据えてお店が出来るとのこと。
もしかすると、家賃や土地代が下がると、日本の経済が活性化するかもって思ってしまった。

商いの大先輩とお話しして、学びや気づきをたくさん頂いてしまいました。

ちなみにお店の外観です。
大きな看板がないので、お店の外観を目印にしてくださいね。

ワールド・ステッチ
栃木県宇都宮市松原2-8-18
TEL 028-621-4525

とても居心地のいい場所です。

ヨガとか体操の教室をしている小さなスタジオも併設されていますよ

[CANPAN blog STILL ALIVE より]