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スリランカのツナミクラフトが届きました [2010年10月20日(Wed)]

スリランカのツナミクラフトが届きました [2010年10月20日(Wed)]

ツナミクラフトはタイ南部の津波被災地の製品を中心に扱っていますが。今回は、インド洋の島国スリランカでつくられているツナミクラフトが届きました。

 

くじゃくのパズル
インド文化圏らしい

スノーメンというプロジェクトのパズルです。
インド洋大津波の被災地は、震源のインドネシアを始め、タイ、ミャンマー、マレーシア、モルジブ、スリランカ、インド、ソマリア、セイシェル、ケニア、タンザニア、南アフリカ、マダガスカルと広範囲に広がっています。
だから、津波復興で生まれた、もっとたくさんのツナミクラフトが存在するはずですが、なかなか手が出せないのが現状です。

今回は、いろんな縁があって、スリランカ南部州のランナ地方の「スノーメン」というプロジェクトに出会い。作品が届きました。

スノーメンは、津波から時間がたち、政府などからの支援策が届かなくなった地域に作業所をつくり、雇用と生活向上を目指し、2008年に始まったプロジェクト。
ランナ地方は、首都コロンボから車で5-6時間かかり。ゴールと呼ばれる南部州の中心都市からも2-3時間はゆうにかかるド田舎。
素晴らしいビーチがあり、リゾート施設もあるのだとか。

それにしても、なんで、スリランカという南国で「スノーメン」なのかというと。
スリランカを始め、多くの南国のプロジェクトは、南国の印象の名前が多いため、埋もれてしまわないように個性的な名前ということで「雪だるま」を意味する「スノーメン」にしたのだとか。
なぜ、複数形になっているかというと「みんなが集まり、支えよう」という意味を込めての事だそうです。

スノーメンの製品は、現在、津波被災地の近隣の町で8人のメンバーで作られています。
それは、土地は確保したものの、工場の建設資金が足りず、建物がないからです。

頑張って売って、工場を被災地に建てれたらいいですね。

 

アルファベットや数字の学習が出来るパズルシリーズ

小さな作品も・・・

動物のセットですが、片付けるときにパズルになるという仕掛け。

これらの製品は、EUの基準に基ずいた、こどもが舐めても大丈夫な塗料を使っています。
とはいえ、認証のコストがとても高いらしく、製品としてEUでの代表的な認証「CE」マークをつけようとすると。途上国では大資本でしか手が出せない費用がかかるとか。

玩具の安全を守るためとはいえ、大資本でしか認証を得て流通できない状況って、どこかおかしいような気がしてなりません。

[CANPAN blog STILL ALIVE より]

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