しずかにツナミナイト [2010年12月27日(Mon)]

インド洋大津波の七回忌となる12月26日に三軒茶屋のカフェオハナで「ツナミナイト」を行いました。ツイッターを通じ、毎年この日にピピ島に通う津波に遭われた方、プーケットでの慰霊祭の参加者、津波直後に通訳として被災地を廻った方などから発信された情報を交え、先月訪ねたタイ南部の人々の暮らしや復興プロジェクトの状況をレポートしました。

たまたまイベントに居合わせたカフェのお客さんが「会社でお金を集めて送ったのに、津波の事は忘れていました。現地の状況が聞けてとても良かった」とすっきりとした顔で感想をくれました。
手を差し伸べた先が今どうなっているのかが伝わらず、疑問を持ったまま、なんとなく心の支えを残しながら忘れている方がたくさんいると感じました。
被災地の今を伝えることは、自分たちの支援が役に立ったのか、至らなかったのかを知ることとなり、次の助け合いの活力源となります。密かにそれを求めている方は多いのではないでしょうか。

プーケットのカマラビーチでは、日本人会が主催して慰霊祭を実施したとのことで、NHKなどのテレビや共同通信の記事になったようです。
5周年の去年とは違い、今年は各紙の取り上げ方が小さく、26日の朝刊5紙中1紙のみの掲載だっただけに、採り上げてくれたのは嬉しい半面、「ああ、そんなことあったね」で終わってしまいそうな感触を得ました。

津波の支援をしていたある日本のお坊さんは、ツイッターで「@Bak_Jo  人間の脳は忘れるようにできているのかもしれないが、だから色々な節目に行事があるのでしょう。大乗仏教式には七回忌です、あの津波から。」とつぶやいていました。
節目の行事で、せっかくリマインドしたのなら「ああ、そんなことあったね」というより「あのときこんな事を思っていた」「あのとき思った事は、なんだったんだろう」というような、物事ではなく自分の気持ちを思い出してほしいと思います。

今年はハイチ地震、パキスタン洪水、チリ地震、インドネシアの噴火など大規模災害が起きましたが、いずれ過去のものとなるでしょう。「ああ、そんなことあったね」で終わらない、元気になってよかったね、支援した甲斐があったね、まだまだ支援が至らなかったね、どうすればもっと助け合いが出来るのだろうというような、次に繋がるような災害の周年報道を大手メディアに期待したいと思います。

と、同時に、地味なこの活動を続けなければと改めて感じた夜でした。

会場を提供していただいたカフェ・オハナさん、来ていただいたみなさん、離れていてもネットで情報を共有していただいたみなさん、感謝。

BGM アンダマンの涙

[CANPAN blog STILL ALIVE より]