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災害番組・報道等による被害についてのドキュメンタリーを全編Web公開しました [2011年03月15日(Tue)]

災害番組・報道等による被害についてのドキュメンタリーを全編Web公開しました [2011年03月15日(Tue)]

地震、津波、原発、放射能と、テレビをつけると恐ろしいニュースがいっぱい流れています。そのために漫然とした恐怖を持つ人がたくさんいるようです。そのおかげで、必要以上の購買や、必要以上の警戒心を持ってしまい、その結果、様々な不幸が生まれます。

そういう、災害番組による被害を採り上げた作品を、5年前に作りました。
舞台は、スマトラ島沖地震による大津波に遭ったタイ・プーケット。
津波によって自然が戻ったプーケットに、漫然とした恐怖から観光地に来ない日本人たち。
そこで、観光で食べている人たちの生活が脅かされ、仕事を失う現地で暮らす日本人たち。

「メディアは何に助けてくれなかった。」
「メディア、お前らか責任とれよ!」

ビデオカメラを持つ私たちに投げかけられる怒り。

今回の2011年東北地方太平洋沖地震において、現在進行中でスマトラ島沖地震の時と同じ事がさらに大規模で起こっています。

いま、いろいろ大変だけど、前向きに復興しようとしている方々の足を引っ張らないためにも、この出来事を知ってもらいたく、全編Web公開することを決めました。

自分たちは、どのようにしてメディアとつきあうべきか、是非考えてみてください。

予告編

本編(2006年版)

この他に2010年の再編集バージョンがございます。
上映等は、是非お問い合わせください。

この作品の製作期間中、私は、何度となく仙台の東北大学大学院医学研究科国際保健学教室に通っておりました。ここでは、大規模災害についての医療についての研究も行っております。実際、地震・津波直後のスマトラ島に入り治療に携わった方もいらっしゃいました。
おそらく、いま、ここで学んだ方たちは、この非常時に不眠不休で現場に入っているものと思われます。
陰ながら応援しております。

[CANPAN blog STILL ALIVE より]

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