「三陸さをり(仮)」織り始めました [2011年10月02日(Sun)]

震災から半年たち、構想から6カ月でようやく、岩手県沿岸部でさをり織りを織り始めました。
9月30日午後1時に、山田町のやまだ共生作業所にて、さをり仙台から届いた織り機と糸とさをり織りセットの検品に行ったところ。織り機が届いたとのことで、織り物をしたい、織り物に興味のある4人の女性がいらっしゃり。検品もしないまま、いきなり織り始める事になりました。

記念すべき、第一歩の瞬間。

 

織り機はなんと、タイの津波被災地で使っているものと同じ型。

4人のうち2人は、初心者。あと2人は、裂き織りや大島紬の織り物の経験者。
織り機を流されてしまって、久しぶりの織り機の感触に大喜び。
さをり織りは、自由に織る織物とのことで、きっちりやらなければならないという事がなく、織りが楽しめるとおっしゃってました。
この地域には、織り物をやっていた人が多かったのですが、津波で織り機を流されたり。ながらく倉庫で眠っていてもう動かないものもあるのだとか。
だから、血が騒ぐんでしょうね。
早く縦糸を作れるようになりたいとの積極的。

それと、織り機のコンパクトさにもびっくりしてました。
これなら、狭い仮設住宅や、仮設住宅の集会所でも出来ると、希望がわいてきます。

打ち込みの強弱で模様が出来る事にも感動してました。
いままで強く打ちこまなければならないと教えられてきたのだそうで、打ち込みの強さでいろいろ風合いが変わる事が新鮮だったようです。

また、耳を揃えなければならないと教えられてきたのですが。
わざと耳を出してみると。これがなかなか面白い。

「三陸さをり(仮)」プロジェクトでは。冬が本格化する前に。
まずは基礎固めということで、宮古市を中心に、田老、宮古、山田の三地区で体験織りからスタートし。縦糸作りのできる人を各地区にできることを目指します。

てなことで、「三陸さをり(仮)」が始まりました。
まずは人からということで、地元のネットワークを使って奔走して下さった宮古のOさん。きっかけをつくってくれたNさん。
そして、沿岸部の津波被災地の一番の問題は土地が無いという中で、快く場所を提供してくださったやまだ共生作業所のみなさん。地域の皆さん。
カンパを下さった兵庫県のYさん。
さをり仙台をはじめとするさをり織りの皆さん。
ほんと、いろんな人の力でスタートをきることができました。
感謝。

さて、これからどんな話が織りなされていくのか。
楽しみ楽しみ。

さをり織りは、なんでも織りこんでいくことが出来ます。
この記事を読んだみなさまも、いろんな形で噛んでいただくと、また新しい織りができます。
ぜひご協力お願いいたします。

[CANPAN blog STILL ALIVE より]