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津波で生まれた町と児童福祉施設に被災地をつなぐさをり織りを飾る

津波で生まれた町と児童福祉施設に被災地をつなぐさをり織りを飾る

 
2017年3月10日 タクアパ郊外にあるプッティアオという津波復興住宅街にある「バーン・ターン・ナムチャイ」という児童福祉施設に、被災地をつなぐさをり織りを飾りました。
以前にここで織って作品作りをしたこともあり。自分たちの織った布をみつけ子供たちが群がりました。

私がここに初めて来たのは2005年11月。さをり織りのテントに行こうとして道を間違えてこの町に迷い込んだ。内陸にあるこの町は住宅の建設工事が行われており真新しい家には入居が始まっていました。日本のNGOの看板のある住宅もあり、住宅だけでなくボランティア基地の要素もあったようです。
日本は津波から6年が経過しましたが、高台にある住宅地や災害復興住宅に住むことが出来ず。未だに応急仮設住宅から出られない人がいます。それに比べてタイは対応が早いです。暖かい国なので住宅が日本に比べて簡易な所もありますが、およそ1年半で仮設住宅を解消しています。

次に訪れたのは2007年の2月でした。真新しい津波孤児を収容する児童福祉施設「バーン・ターン・ナムチャイ」が出来ていました。2006年の末に完成したということで看板には除幕式の飾りが残っていました。当時は建物はひとつだけで23人の子供たちが共同生活をしていました。当初の津波によって両親を亡くした子供たちだけではなく、もともとこの地域にあった子供たちの問題を解決するために施設が大きくなりました。今では建物の数も増え、拠点も増えて、全体で100人、この施設だけで80人の子供たちが暮らしているのだそうです。

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