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東日本大震災6年目にタイの津波遺構に被災地をつなぐ「さをり織り」

東日本大震災6年目にタイの津波遺構に被災地をつなぐ「さをり織り」

 2017年3月11日、東日本大震災6年目の日に、パンガー県のカオラックにあるインターナショナル津波ミュージアムにてタイの震災遺構に被災地をつなぐさをり織りを展示しました。
展示に使われた鉄製の警備艇は、タイの王族を警護する任務のためにタイ南部に来ていました。スマトラ島沖地震による津波により、今のラマ10世タイ国王の甥、前タイ国王のラマ9世の孫が津波の犠牲となり。この警備艇は内陸およそ2kmまで流されました。タイ人からすると津波の象徴である所に、被災地をつなぐ「さをり織り」を展示したという特別な意味があります。
展示の作業は、日本から来た龍谷大学の学生たちと、津波をきっかけに出来た児童養護施設「バーン・ターン・ナムチャイ」の80人の子供たちなどと協力して行いました。

タイ時間の12時30分ごろから、東日本大震災の発生時間の12時46分(日本時間14時46分)に向けて式典を行いました。
一人一人が花を持って献花した後、黙とう、そして、子供たちと共にタイの東日本大震災支援ソングのひとつ谷村新司の「花」のタイ語版(2番は日本語)など2曲を歌いました。
この式典にはタイ政府観光庁のパンガー県事務所の方も参列していただきました。

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