口承伝承で津波犠牲者「0」の少数民族モーケンの村に被災地をつなぐさをり織りを飾る

2017年3月13日、スリン島の海洋少数民族モーケンの村に展示しました。
スリン島は、タイ本土からスピードボートで約1時間の沖合にあり島全体が国立公園となっています。この島に住む海洋少数民族モーケン以外の一般の観光客は11月から3月までしか入島できません。モーケンの住む村にもガイドが付くなどの一定の条件の元に見学ができます。
今回は、モーケンの村などの特別な許可の元に、被災地をつなぐさをり織りを展示する事が出来ました。

モーケンは、タイのアンダマン海沿いの北部からミャンマー国内に住む海洋少数民族です。宗教は精霊信仰。言葉はタイ語、マレー語、ビルマ語とは全く違った言葉を使い、文字を持っていません。かつては船の上で暮らしていましたが、現在では定住化政策により海岸の近くで暮らしています。
古くからこの地で、海とともに暮らしていたことから、スマトラ島沖で数百年に一回起きる大きな津波についての知識を口承伝承で知っていた事で、村長のサラマさん(右の写真の家の前に腰かけている方)が潮の流れで津波の危険を察知し、200人を超える村人たちを裏山に避難させ全員助かりました。(200年以上前の津波の経験らしいです)

   

 かつて家として暮らしていたモーケンの船

そんなモーケンの村に飾りました。
高床式の家と海と裏山のコントラストが見事です。
生活感と非日常的な布とのマッチングも面白い。
この村もかつては津波で全てを流されたそうです。

ということで、今回のタイでの展示ワークショップはこれにて全プログラム終了。
龍谷大学の学生さん暑い中ありがとうございました。