体験学習として得るものが多いNGOの海外スタディツアー
そもそも、NGOって何?
NGOとは非政府組織のことで non‐governmental organizationの略です。政府間協定によらずに設立された国際協力組織です。
国際協力と言えば、青年海外協力隊がまず思い浮かぶ人が多いと思います。海外ボランティアの代表格の青年海外協力隊を実施している国際協力機構(JICA)は、国が主体となり政府間協定に基づいて実施しているのでNGOではありません。
じゃあ、NGOって何 ?と言うと、民間や慈善団体などによる国際協力組織ということになります。 国境なき医師団、 ワールドビジョン、アムネスティ、グリーンピースなど名前を聞いた事があるかもしれません。
様々なNGOの定義があるのですが、今回はざっとこんなものでまとめておきます。
日本には、世界的なNGOの日本事務所だけでなく、日本に本拠地のあるNGOもたくさんあります。日本では40年ほど前のインドシナ難民問題あたりからNGOが増加したそうです。
NGOは民間とのことですが、国って何かといろんな力を持っているけど、NGOは何が出来るのでしょうか。
NGOの活動は多岐にわたるのですが、政府が助ける事が出来ない人を助けたり、政府がなかなかできない問題解決をすることができます。
戦争や紛争が起きた時。もしくは大規模災害が起きた時。そこに住めなくなった人が住む場所を求めて移動します。戦争や紛争、大規模災害時は政府が混乱している事が多く、 今起きている困った人に対しての法律などが対応できず手を出せない事があります。 NGOは公的な支援が出来ない人を救うのにNGOは力を発揮します。 さらに、国によって人権が脅かされる人を保護したり、国籍に関係なく助けることもできます。
法治国家の場合、議会などで合意形成をして決めた法律などに基づき予算を執行して困った人の支援を行います。しかし、新しい病気やとても珍しい病気は、法律などに定められていないので、政府による支援ができません。こういうとき、政府ではない組織なら支援をすることができます。
ツナミクラフトのスタディツアーでは、2004年に起き23万人の犠牲者がでた大事件「スマトラ島沖地震」による津波の被災地で実際に活動し、いまも活動を続けているNGOを訪問します。中長期的なスパンで捉えた支援活動、人道支援、人間の安全保障の現場を見る事が出来ます。
NGOの活動は、世界各地で起きている問題の最先端の部分を受け持つことが多いのです。
したがって、NGOの海外スタディツアーでは世界で起きている社会問題や環境問題の現場を見て学ぶことができます。
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