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体験学習として得るものが多いNGOの海外スタディツアー

体験学習として得るものが多いNGOの海外スタディツアー

NGOの海外スタディツアーはどんなもの?

NGOの海外スタディツアーは、日本ではNGOの活動を支援者に対して現場で見てもらおうと始まったと言われています。また、NGOの活動を広めるために、組織外の人も参加できるNGOの海外スタディツアーも実施されるようになったとのことです。

今回は、組織外の人も参加できるNGOの海外スタディツアーを中心に取り上げたいと思います。

スタディツアーは、内容によっていろんな呼び方をしている場合があります。たとえば、実際に作業をするワークキャンプやボランティアツアーなどです。ここでは、そういうのもひっくるめてスタディツアーと呼ぶことにします。

NGOによって、スタディツアーの目的がさまざまです。

前述したような、NGOの活動PRの一環として支援者に活動を伝えるためのスタディツアー。これは、時には支援者の学習会や交流会的な要素を持つケースがあります。

スタディツアー自体が直接NGOの活動であるケース。
一緒に植林しようとか、困った人の家を建てようとか、ゴミを拾おうとか、ボランティアツアーと呼んで良いものもここに含まれます。 車いすなど支援物資を届けたり、調査に参加したり、イベントを地域の人々と一緒に実施する事もあります。

ツナミクラフトのスタディツアーは、被災地の現状を知ってもらう事と被災者との交流が活動なので、 スタディツアー自体が直接NGOの活動とも言えます。生態系を学んだり、地域の文化を学んだり、ここで起こった事、起こっている事を知ってもらうのは重要なNGOの仕事のひとつです。

活動への賛同者や参加者を募る、リクルーティング目的のツアーもあります。国内でその団体の手伝いをする人材を育てます。 ツアー参加後、 国内に戻ってNGOを支援する国際協力サークル活動に従事できます。一方、ある目的を達成するスタディツアーに行くために、大学でサークルを作り、サークルのみんなでスタディツアーに参加するというものもあります。

これらのツアーの目的は、組み合わされていることもあります。


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