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東日本大震災10年目とCOVID-2019

東日本大震災10年目とCOVID-2019

2020年3月11日、東日本大震災から9年の日となりました。今も、わかっているだけで4万8000人の方が避難生活をしています。避難生活としてカウントされていない、移住と言う形の実質避難生活をしている方もたくさんいると思われます。
犠牲になられた皆さんの御冥福を心より御祈り申し上げるとともに、いまだに避難されている方々に心よりお見舞い申し上げます。

東日本大震災はまだ終わっているわけではありません。しかし、「復興五輪」を掲げたオリンピックにしても、福島原発の当時の様子を描いた映画を復興予算の補助金を受けて公開するなど、なんとなく東日本大震災を終わりにしたいという雰囲気を感じます。
今年は、 新型コロナウイルス(COVID-2019) を理由に政府による追悼行事が中止され、さらに来年の10年目で政府による追悼行事が終了するとアナウンスされています。

新型コロナウイルス(COVID-2019)の感染対策ということで、政府によるイベント自粛要請があり、東日本大震災の追悼行事でさえもイベントだという事で自粛に追いやられている。学校も一斉休業要請で99%の小中高校が休校措置をとっている。

そういえば、9年前の桜の季節も東京都知事による花見自粛発言が話題になった。東北の酒蔵が自粛をしないでと主張する動画を配信して話題になったので覚えている人もいるでしょう。
関東地区では、計画停電により、半ば強制的に休業を強いられることがあった。

こういう先の見えない時にこそ、ライフスタイルの見直しや将来どのようにするか、自分たちは何をするのかをイメージしてみてはどうだろうか。

2011年4月にイメージした2004年スマトラ島沖地震によるタイの津波被災地の経験を基にした復興支援プランの一部。

この図は、2011年の4月、まだまだ計画停電などが行われている時に描いた復興支援プランの一部です。あくまでも岩手県沿岸地域をイメージしているので、放射性物質の汚染をあまり考慮しないものとなっています。

東日本大震災の復興は、当時予想したよりペースが遅い。今となってはタイに比べて3-7年遅いという印象。
復興事業の大プロジェクト化による復興住宅の建設の遅れと言う要素もある。

とはいえ、タイムラインの遅れがあったり、ツナミクラフト自体やれなかったものが多数あるものの、いろんな方によっておおむね案が実行されているかたちになっている。

ツナミクラフトがやったわけではないのですが、いろんな人の手で第三段階が岩手県沿岸部で、この1.2年実現してきている。
宮古市には外国人も気軽に泊まれるゲストハウスが出来。山田町では体験型のツーリズムが頑張っていて賞を受賞し。大槌町では商業施設内にて体験織りは出来るようになり。釜石市ではサスティナブルツーリズムの認証を取得して、サスティナブルディスティネーショングローバルトップ100に選ばれた
みなさんの努力と行動のおかげでイメージしたものが実現してきている。とても嬉しい事です。

こうやって、現実化しているのをあらためて見てみると、このような時期にプランを立て実行に移す事は大切なんだと実感しているところです。

新型コロナウイルス(COVID-2019) で、イベント自粛の流れで東日本大震災の行事も中止に追い込まれている時期だからこそ、この1年、東日本大震災10年目に、次に伝える活動を実施していく価値があります。

ツナミクラフトの活動は小さな活動ですが、そこから波及する事は大きな意味をもってゆきます。

世の中の様子や資金調達の都合で、どれだけ実行できるかはわかりませんが、いろんな構想があります。皆さんの協力をお願いします。
未知のウイルス新型コロナウイルス(COVID-2019) で先の見えない、こんな時期ではありますが、募金を開始します。是非ご支援を戴けたらと思います。

2020年のツナミクラフトの活動の応援金ご協力のお願い

ツナミクラフトは、2004年12月のスマトラ島沖地震の津波被災地の支援から活動を始めました。2011年からは、東日本大震災の支援活動を行うなど、その活動範囲を広げております。5年前の2015年には、タイと東北、新潟、阪神といった被災地を織物でつなぐワークショップを実施しました。おかげさまで、3,000人を超える人々にご参加いただき、震災を風化させない活動として反響を呼びました。
その後、各地で発生している台風などの被害に遭った被災地からお声をかけていただいており、私たちもさらに活動範囲を広げたいと考えています。
これまでツナミクラフトは、フェアトレード品の販売益での資金を活動資金としてきました。また、税金を原資とした助成金も受けずに活動をしてきました。しかし、残念ながら昨今の円高と不景気により、活動資金が不足しています。特に国内の移動費用が大きくかさむため、なかなか現地に行けない状況が続いています。

そこで、今回、応援金募集を行うことにいたしました。被災地に行って、被災された方々の心のケアとなるべく、織物のワークショップを実施したいと考えています。どうかみなさまからのご協力をいただけますよう、なにとぞよろしくお願いします。
また、ツナミクラフトは今年度の実績をもとに、一般社団法人化を視野に入れております。これからのことを考えたとき、法人化することで今までの活動を無駄にすることなく、また、一歩でもより良き方向へと進みたいと考えております。そのためにもご支援を賜れますよう、なにとぞよろしくお願いします。

2020年度の計画
東北支援 60万円 「被災地をつなぐさをり織り」展示と三陸さをりプロジェクトの支援 
     兵庫県から岩手県までの往復に最低10万円が必要です。
     年に2.3回のモニタリングを予定。
九州展示 40万円 「被災地をつなぐさをり織り」を、熊本・長崎へ。
「被災地をつなぐさをり織り」+5県 30万円 現在19都道府県ですが5県増やしたいと思います。 
千葉展示・南房総展示 30万円 令和元年台風15号被災地に「被災地をつなぐさをり織り」を
タイ支援 50万円 パンガー県のさをり織りが15年が経過し、次世代育成が必要。児童養護施設やミャンマー人労働者の教育施設の支援。
北海道支援 30万円 胆振東部地震被災地域での「被災地をつなぐさをり織り」
青少年育成 50万円 スタディツアーやワークショップの実施
報告書製作費 20万円
事務費用など 40万円
人件費 250万円
合計 600万円

セルフクラウドファウンディングのページ
2020年ツナミクラフト活動応援金 Aコース 一口 3000円
2020年ツナミクラフト活動応援金 Bコース 一口 10000円
2020年ツナミクラフト シルバースポンサー

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