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COVID-19さわぎの中のタイの児童養護施設のソンクラン(タイ正月)

COVID-19さわぎの中のタイの児童養護施設のソンクラン(タイ正月)

สวัสดีปีใหม่ ครับ サワディー・ピー・マイ・クラップ

ソンクランというのは、毎年4月に行われるタイの旧正月のことです。2020年は4月13日から15日がソンクランの日です。

よくソンクランは、日本のお寺で4月8日に行う「灌仏会/花まつり」と時期が似ているので、同じなのではないかと思われていますが。日本の「灌仏会/花まつり」は、釈迦が旧暦の4月8日に生まれたとされているので、日本では新暦の4月8日に行っているのに対して。タイのソンクランは、純粋にタイのお正月です。

新しい年を祝うため、仏像やお年寄りなどを水で清めたりしていたのですが。グレゴリオ暦の1月1日も正月とするようになるなどで、この数十年でお正月よりお祭り的な要素が強くなってきたそうです。

ソンクランの別名は「水かけ祭り」で、大きな水鉄砲やバケツで水をぶっかけられたり、白い粉を塗りたくられたりするということで、知っている方もいるかと思います。白い粉はメンソール系の涼しくなるパウダーです。この季節、タイでは最も暑い季節になるので、水をぶっかけると涼しくなるので進化?していったようです。

今年は、新型コロナウイルス肺炎(COVID-19)の流行による、イベント禁止などのいろんな制限により、昔ながらのスタイルのソンクランが戻ってきました。

現在、タイ南部のパンガー県では、外出の制限が行われているため。児童養護施設「バーンターンナムチャイ」の子どもたちは、昔ながらのスタイルのソンクランを行いました。

子どもたちは、順番に花びらを浮かべた水をつかって仏像を清めます。
それから、子どもたちも清めてもらったり、白い粉を塗ったりします。

バーンターンナムチャイの設立に貢献した、この施設のお母さんでもあるロッジャーナさんの銅像も真っ白になっています。

今年はコロナウイルスの影響で帰省できない方も多いようですが。児童養護施設バーンターンナムチャイの子どもたちは「ここが家」です。
みなさんにとって、この一年が良い年でありますように。

ツナミクラフトでは、児童養護施設バーンターンナムチャイを訪問するスタディツアーを実施し続けています。
タイでは、ここ数日、新型コロナウイルスの新規感染者数の減少が続いています。日本も頑張れば、もしかするとこの夏に子どもたちに会いにいけるかもしれません。

スタディツアーのお問い合わせはツナミクラフトまで。

※このページの写真は、バーンターンナムチャイのスタッフが撮影したものです。許可を得て掲載しています。

■スタディツアー問い合わせフォーム

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