津波復興から生まれた ツナミクラフト

その他 取扱商品

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パクトリアム村 草木染
水上生活をしていた女性たちが" 海の森" で染めた布
パクトリアム村はレインフォレスト( 熱帯雨林) と海の森「マングローブ」の中にある津波に遭った二つの集落が合併して出来た新しい村です。元の集落には水上生活者たちが住んでいました。
この森の中にある仕事場で、女性たちがマングローブの植物や現地に咲いている美しい花などを使って染めました。特に緑色の染めは、日本の染色技術にはない染色方法が使われています。
赤ちゃんのだっこ紐「ベビースリング」には、長さを調整するリングがついていますが、これは津波と同じ年に起きた中越地震被災地の職人さんの手作りです。


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パクトリアム村 ベビースリング

パクトリアム村の草木染めと中越地震被災地で手作りされたステンレス製リングとの組み合わせのベビースリング。


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バーンターンナムチャイ

津波直後、被災地に避難キャンプが設けられましたが劣悪な環境で、そこで暮らす人々への心のケアが必要ということで、アートを活用した心のケアが実施されました。
これは、津波により親を亡くした子どもたちにとって、大きななぐさめとなりました。
その後、津波孤児たちが暮らす施設「バーンターンナムチャイ( 慈悲の家)」がタイでスラムの支援を行っているドゥアン・プラティープ財団によって設立されました。
絵を描くことが好きな子供たちによって、様々な製品が生まれ、これらの製品からは、彼らが前向きに生きていることが伝わってきます。


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かつての販売商品

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Pruteow Batik

2004年12月26日の津波被害により、Pruteowに建てられた仮設住宅に住む16人の人々は、収入源と生きる力を取り戻すために、手書きのバティックをつくり始めました。多くの色をバランス良く組み合わせるバティックの製作工程は多様で、時には何度も色とデザインを見直されることも。商品は手作りのため一つ一つ違います。


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Baan Pui Batik

コーカオ島でレストランを営んでいたプイさんは、津波で家と仕事を失い、従業員たちとともに島を出て本土の避難キャンプに行きました。そこで、ろうけつ染めと出会い技術を覚えました。ホテルやレストランで鍛えたリーダーシップとホスピタリティを持つプイさんは、津波復興プロジェクトの製品を扱うアンテナショップ"Tsunami Craft Centre"を任されるようになり、そこでバティックの生産を始めました。これがプイさん家のバティックです。
モダンなデザイン、さわやかな色使いが特徴でした。
"Tsunami Craft Centre"の閉鎖と伴いプロジェクトは休止しました。
プイさんはプーケットに近いところでレストランを始めています。レストランの内装にはバティックと同じモチーフが使われています。


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ナムケムバティック

ナムケム村は、タイで最も多くの津波犠牲者を出した漁村。平均海抜が2メートルと低い土地が拡がっていたことと、多くの漁船が停泊していおり、その一部が村の中心部に流れ込んだことで被害が大きくなりました。ここでは、津波復興のために、いくつかの伝統的なバティック( ろうけつ染め) のプロジェクトが立ち上がりました。ぺーさんペンさん夫妻が作るバティックはその代表格です。鮮やかな色使い、愛嬌のある海の生き物が魅力です。
ぺーさんは、子どもたちに無償でバティックを教える活動をしています。それは、絵を描くことの喜びとナムケム村のライフスタイルを伝えることが目的です。子どもたちの作品は商品として販売も行われ、子どもたちのお金になり、未来の作家を育てます。


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ツナミ人形

Tsunami Volunteer Center(TVC)が企画した製品。
ツナミ人形は希望、再起の象徴。津波被害に遭ったタイ・プーケット島近郊の村から集まった女性が、援助支援で送られてきた衣服の余りでつくっています。持続可能な未来を目指して、みんなが一丸となり、古いものから新しいものをつくろうとしています。人形の中には、犠牲者や生き残った人々、助けを求めた人たちを忘れないよう、津波で運ばれた砂が入っています。
津波の後、第三の津波と呼ばれる「救援物資が大量に押し寄せる」現象が起きました。避難キャンプには10メートルを超える衣服の山が出来ました。善意で贈られたものですし、送り返すにも処分するにも多額の費用がかかります。TVCでは、その布に注目し人形作りを始めました。
5000個が生産されたそうで、ツナミクラフト(当時はアイデアイースト名義)で、約500個を日本国内に輸入・販売いたしました。

※第二の津波は「海外から大量のボランティアが押し寄せた」こと。タイ南部はヨーロッパやオーストラリアなどの外国人観光客が津波の犠牲者となったことで世界的に有名になり、世界各国からタイ南部にボランティアが集まり復興支援が行われました。。


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Bak Jok リサイクルペーパーで出来たカード

津波のせいで、アンダマン海北部のBak Jokという活気ある漁村は壊滅状態となり48人が死亡、88世帯が家を失い、仮設住宅で暮らしています。
100%再生紙でできたこのカードは、津波被害にあった女性たちによってつくられています。地元の様々な素材を有効利用し、それぞれ微妙に風合いが違い、薄くはがした竹の皮を織り込んであります。カードを買えば村の生活を支え、働く女性の励ましとなります。


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タレーノーク村石鹸

地元で作ったパーム油とハーブで作った手作り石けん

ラノーン県タレノー村という小さな漁村の女性たちによる手作りの石けん。
このプロジェクトは、NATRというタイのNGOが中心となって立ち上げた自立支援プロジェクトです。
彼女たちは津波により、人生が元に戻ることがないほどに変わり果ててしまったのですが、そんな彼女たちの輝く未来のためのきっかけとなったのが、この石けんづくりのプロジェクトです。
石けんからは驚くほど心地よいアロマの香りとぬくもりが醸し出されています。地元で採れた中でも最も上質なスパイスとハーブを使って作られた石けんは、うっとりするようなエッセンシャルオイルで特別にブレンドされています。
OTOPの5つ星を獲得しました。


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モーケンボート

モーケン族の文化を守るためにかつて使っていた船を模型にしました。