tsunamicraft

ツナミクラフトとは

インド洋大津波の復興事業の製品をフェアトレードの精神に基づいて扱うプロジェクト

日本各地のフェアトレードショップやカフェなどでの販売・取り扱いが拡がっています。

2004年12月26日現地時間午前7時58分、インドネシアのスマトラ島沖で発生したマグニチュード9を超える地震が発生し、直後にインド洋に大津波が襲いました。

大津波は、インドネシア、マレーシア、ミャンマー、スリランカ、インド、モルジブ、ソマリア、ケニア、マダガスカル、南アフリカなどに押し寄せ、犠牲者は死者約22万人、行方不明7万7千人、負傷者13万人という広域にわたる大規模災害をもたらしました。

タイ南部では、インド洋(アンダマン海)沿岸の6県で犠牲者が5千人を超え、そのうちツナミクラフトの生産地であるパンガー県では4225人の犠牲者が出ました。

タイでは1992年に発生した流血事件によって1997年に改正された憲法により、ボトムアップ型の政治手法が取り入れられ、21世紀に入ってタイの一村一品運動である「OTOP(One Tanbon One Product)」が実施され、津波発生後、被災地域でもたくさんの復興のための民芸品作りが始まりました。パンガー県の避難キャンプだけでも十数プロジェクトが存在しました。これらを「Tsunami Craft」と呼んでいます。

そこで、ものを作るだけでなく、販売することや、プロジェクト同士がが情報を共有したり、製品作りの切磋琢磨をするという、横の繋がりをつくるプロジェクト、TSUNAMI CRAFT CENTREをカオラック在住のイギリス人のカレンさんが中心となって設立しました。

2007 年に閉店しましたが、ツナミクラフトは、その意志を引き継いで活動しています。



ツナミクラフトを始めたわけ

映像作家、東山高志によるこのプロジェクトは、津波から一年後に始まりました。彼は阪神・淡路大震災に被災した経験を持ち、災害発生直後はマスコミの影響で大きく注目されても、時間がたつに連れて忘れられ、支援や復興事業が打ち切られ、自立する前に経済的に行き詰まることを身をもって知っていました。だから、津波被災者たちが民芸品づくりによって、自活しようとしている活動に出会い、一時的ではない「続ける」支援を始めました。


■会社名:ツナミクラフト/アイデアイースト
■所在地:〒184-0003 東京都小金井市緑町3-14-13
■連絡先:TEL 042-386-7141 FAX 042-386-7142
■代表者:東山高志
■設立:2005年11月 (アイデアイーストの設立は1997年5月)