タイの精霊流し -津波孤児たちと- [2010年11月22日(Mon)]
タイでは11月の満月の日に「ローイクラトン」という精霊流しをします。
津波孤児施設のバーンターンナムチャイの子供たちとともに、さをり織りを行っているバンムアンにある精霊流しの会場に向かいました。
タイで一番被害の大きかったナムケム村からも近く、たくさんの方が来ていたので知った顔と再会もありました。
精霊流しは二つのパターンで行われます。一つは、「カトン」と呼ばれるバナナの葉で作られた丸い小舟で、旗や線香、ろうそくなどが立てられています。
これを川に流します。海に近いところでは海に流します。
もう一つの方法は、「コムローイ」と呼ばれる、紙で出来た円筒状の熱気球を飛ばします。
このエリアでは、もう一回、12月26日に飛ばします。津波犠牲者と同じ5300個のコムローイを一気に飛ぶので壮観だそうです。
もともとはタイ北部のチェンマイ付近の風習なのですが、タイ北部出身の出稼ぎ労働者が多いこともあり、津波の式典などに使ったりして、津波被災エリアで普及しています。
会場のすぐ近くでは、タイ人得意の特設ステージを作って催し物を行い、ダンスなどが披露されます。タイ国内の謎の一つが、祝い事があると、どこに行っても、どこからともなくダンスチームが現れるということだったりします。
観光地のカオラックのエリアでは、海でローイクラトンを行います。
ホテルが贅を尽くしたパーティーなども開いて、バンムアンの庶民のローイクラトンとはまた違った趣です。
ビーチに無数のコムローイが飛ぶ
こちらには、連休にあわせてダイビングに来た日本人の姿がありました。
シミランの海も最高だったそうですが、カオラックの海と空も最高。超ラッキーです。
日本人女性ダイバーが「火を見ることで神聖な気分になれる」とおっしゃっていました。
キャンドルナイト・・・そんな時間は大切ですよね。
てなことで、12月4日横浜YWCAにて、もうひとつのキャンドルナイトで、もっとたくさんの写真を見せちゃいます。 くわしくは・・・こちら
[CANPAN blog STILL ALIVE より]
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