ありがとう「マイチケット」。そして・・・。

1982年からオルタナティブツアーと称し、スタディツアーを実施していた株式会社マイチケットが、新型コロナウイルス(COVID-19)による肺炎の流行による渡航規制の影響を受けて2020年4月1日に破産の申し立てをしました。

ツナミクラフトは、2008年よりスタディツアーを始めましたが。2011年からマイチケットを使ってスタディツアーを実施してきました。
東日本大震災の時はいろいろ気をつかっていただき。その結果、岩手県沿岸部でタイの津波被災地の経験を生かした「三陸さをり織りプロジェクト」を立ち上げる事ができました。
また、スタディツアー説明会やセーフトラベルセミナーでお世話になったり。パンフレットの配布などでお世話になりました。
ありがとうございました。

さて、どのようにコロナウイルスがスタディツアーに影響してきたかを、世界の流れとツナミクラフトやツナミクラフトと親しい団体やマイチケットが関わったことで知りえた事を少しメモ代わりに書きます。

新型コロナウイルスの流行のスタディツアーの影響は1月頃から出始めました。まず、中国方面へのスタディツアーが中止となりました。2月の初め時点では、2月初旬のツナミクラフトのスタディツアーはそのまま実施しましたが。ツナミクラフトの関わる3月のスタディツアーが中止となりました。
2月中旬となると、3月初旬に実施するインドやアメリカに行くスタディツアーが中止になりだしました。
日本ではクルーズ船での感染がみられたために、諸外国からの日本への飛行機の減便がアジアを中心に始まりました。
3月の最初は、まだヨーロッパでも流行が始まっておらず。結果的にこの時期に卒業旅行でヨーロッパを訪問した大学生たちが感染して帰国してしまいました。渡航中に爆発的な大流行が起きたので避けられなかったのかと思われます。
3月中旬には、都市封鎖が流行りだしました。フィリピンでは、首都マニラを封鎖するということで、マイチケットはスタディツアー実施中にもかかわらず、ツアーを中断し、参加者を15日までに空港に入れるようにしたそうです。
3月の下旬になると、留学生等の日本への引き上げが本格化し。マイチケットではアフリカのカメルーンに取り残された大学生の帰国を支援したそうです。これで、スタディツアーに参加した方の全員の帰国が完了したと同時に、マイチケットのお客さんがゼロになり。廃業となりました。

旅行業は平和産業です。安心して渡航できることで成り立っています。
マイチケットの負債は1991年の湾岸戦争と1995年の阪神淡路大震災で作った借金が原因だったそうです。30年前、25年前とはいえ、大きな損害で作った借金を返そうとしたら、少しの利益から返済してもなかなか返せないもののようです。
近年は、スタディツアーに対する認知が少しずつ増してきて、顧客に送るダイレクトメール数が着実に増え、結局は見つからなかったのですがこの4月から新卒採用者の募集もしていました。そこに、このコロナ騒ぎだったようです。

スタディツアー、特にNGOのスタディツアーのテーマは大きく括ると「平和の再構築」と捉える事ができるものが多い。
「平和」の反対語は「戦争」と言われてますが。平和でない状態は、戦争以外に「紛争」「自然災害」「貧困」「事件」「事故」「自然破壊」「飢餓」「病気」・・・などいろいろあります。
コロナでの渡航規制が明けてから、世界の平和の再構築の現場を見に行く価値があると思います。NGOは活動の中で様々な危機管理や安全対策をしているので、今の世界の現状をこの目で見る手段としてNGOのスタディツアーは良い選択肢となると考えています。

まずはCOVID-19の流行が収まり、国際的に感染予防策と治療法が行き渡り、強硬な都市や国境の封鎖が解ければ、再び渡航できるようになるでしょう。
その時のために、世界の現状を見に行けるようにスタディツアーの重要性を訴え、気軽に参加できるようにパッケージをつくるなどの準備をしています。

ツナミクラフトでは、少しずつタイなど現地からの情報を流してゆきたいと思います。