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緊急支援 フィリピン地震 ブルーシートの支援をお願いします 

緊急支援 フィリピン地震 ブルーシートの支援をお願いします 

北陸や東北の水害お見舞い申し上げます。
そんな状況の中ではありますが、フィリピンでも深刻な自然災害が起きています。
応援をお願いします。

2022年7月27日午前8時43分、北緯17.63度、東経120.74のルソン島北部アブラ州ラガンギラン(Lagangilang)から北に2kmの地点(震源の深さ25km)で、マグニチュード7.3の地震が発生しました。

マグニチュード7.3の直下型地震は、阪神淡路大震災と熊本地震とほぼ同じ感じです。

そこで、ツナミクラフトは「アジアなりわいネット」のアドバイザーを担当していることもあり。フィリピンの緊急支援をすることとしました。

「アジアなりわいネット」(任意団体、所在地:京都市、代表:加川 真美)は、2021年10月より超大型台風18号コンパスのフィリピン・アブラ州の被災農民のための「シードバンク」を設立する基金の募集を行いましたが、今度は同じ場所で、マグニチュード7.3フィリピン北部地震という災害が起きたため、「ブルーシートの寄付募集」「シードバンク基金追加募集の募金開始」2つの支援事業を行います。

 1995年1月17日、同じマグニチュード7.3を体験しました。そして、震災から3日後の20日に雨が降る天気予報を知り、余震におびえながらも雨対策をしました。この季節のフィリピンの雨は強いので、寒さこそないですが、あの時より深刻な状況です。皆様の力をお貸しください。

1. 「ブルーシートの寄付募集」 

アブラ州

 「アジアなりわいネット」には、すでに寄付金の申し出がありますが、単に寄付金を配るだけでは多くの人の命が守れないということで、寄付金の一部を日本からフィリピンの送料にまわし、日本国内ではブルーシートの寄付を募ることにしました。

 アブラ州は5月から10月が雨季で特に7月から9月の降水量が多いにもかかわらず、余震のため建物倒壊を恐れている住民たちは野宿状態で過ごしており、特に子供や老人は雨による体温低下など命の危機に面しています。そこで「アジアなりわいネット」の現地コーディネーターは、軌道に乗り出した「シードバンク基金」を切り崩し、タープ(ブルーシート)を購入して現地に届けています。マニラではタープの需要が急増したため6m×3mのタープの価格か4,000ペソ(約9,500円)と高騰しており限られた住民にしか提供できない状況が起きています。

フィリピンの現地コーディネーターは、日本で流通しているブルーシートは、フィリピンで流通しているタープより品質が高く何度も利用できるため、住民にそのまま渡すのではなく、地方行政及び地域の自治組織に寄付をして、そこから住民に貸し出しを行います。今回の地震だけでなく、次の災害に備えたものになるよう計画し調整しています。

なお、2022年8月2日にブルーシートの第一便を少数ながら発送しました。8月5日にフィリピンの税関を通過しました。

8月4日 当初の目標の100家庭のうち30%のブルーシートを現地に届けましたが。現状がわかりだすと、ブルーシートが全く足りないということがわかりました。

事務所がブルーシートだらけになっても構いませんので。ご協力のほどよろしくお願いします。

■募集要項

  • 締め切り: 2022年8月10日 (必着) ※送料はご負担願います。
  • 募集内容: #3000 または #4000の養生シート
  • サイズ : 3.6m×5.4mが望ましい。
  • 送付先 : 〒663-8154 兵庫県西宮市浜甲子園3-1-3  ツナミクラフト 東山 高志
  • TEL   : 0798-77-7785
  • 通販をご利用の場合は、できましたら「ギフト」扱いにして、寄付の送り主がわかるようにお願いします。

2. 「ブルーシート送料およびシードバンク基金追加募集の募金開始」

 「ブルーシート募集」は、とにかく命を守るための支援ですが。こちらは、その次のステップの支援です。「アジアなりわいネット」の名の通り、自立した生活を「なりわい」をつくるプロジェクトです。

これまでの経緯

 「アジアなりわいネット」は、2018年にフィリピンの農業とインドネシアの沿岸の生態系を研究していたメンバーが中心となり、日本とフィリピン、インドネシアをそれぞれの人のなりわいを通じてつなぐという交流事業を行う団体として設立しました。2018年、アブラ州の農民と日本とのかかわりが始まりました。当時アブラ州では複合農業を始めたばかりでその方法を模索中でした。この複合農業の導入と指導を行う当団体のフィリピン人コーディネーターのアラン・クレデラの発案により、アブラの農民の中からメンバーを選出し、丹波地域の日本の有機農業や複合農業、生産物加工の現場を視察のために来日しました。アブラの農民の研修と視察の後に日本の農民との間で交流会が持たれ温かい交流が始まりました。

 2021年10月アブラ州の農民と交流した日本の農民らは、台風コンパスのアブラ州の被害を知り、自らの2014年8月豪雨「丹波豪雨」の被災経験から、台風の被害にあったフィリピン農民の生活基盤づくりに役立つようにと「アジアなりわいネット」に寄付金の申し出をきっかけに、2022年1月「シードバンク」が設立へとつながりました。

 「シードバンク」とは、農業の初期投資に必要な種苗や子豚や雛、農業資材などの資金を無利子で貸し付け、収穫が可能になった後に返済するという基金のことです。この「シードバンク」の仕組みによって農民が復興したのち、基金に返済された貸付金は、基金に災害保険という形でプールされ、また災害が起きた時に基金が同じ役割を果たすように整備します。

 集まった寄付金をもとに67万円のシードバンク基金ができ、6軒の農家に貸し出され、6月には6件中5軒の農家の返済が終わり復興できました。

今起きていること

 しかし、2022年7月27日のマグニチュード7.3の地震で鶏舎や養豚場が損壊及び倒壊するなどの被害があったほかに。余震による家の倒壊を避けるために野宿をするためのタープの購入という緊急支援のためにシードバンク基金の一部を切り崩しました。2022年8月2日時点では余震や雨季の影響で養鶏、養豚などの再開まで手がまわりませんが、ブルーシートや発電機などを送る資金と、雨季の明ける2022年10月ごろまでには「シードバンク」を再開すめるために資金を必要とするため「アジアなりわいネット」は、一般の方からも寄付を呼び掛けることにしました。

また、集まった金額によっては、500KVAの中古の発電機の寄付及び購入も検討しています。かなりきびしいだろうなあ。

募金の受け皿は「アジアなりわいネット」が行います。当団体が責任をもって現地の農民それぞれへつなぎ、事業の進捗状況は随時の「アジアなりわいネット」のFacebookページにて公開します。

■寄付に関するお客様の連絡先

ご協力お願いします。
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ご無理のない方法でご支援願います。

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