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体験学習として得るものが多いNGOの海外スタディツアー

体験学習として得るものが多いNGOの海外スタディツアー

NGOの海外スタディツアーはどんなところへ行くの?

いわゆる開発途上国が多いです。そこは、様々な社会問題や環境問題の現場があるからです。
具体的には、中国、韓国、台湾などの東アジア。タイ、カンボジア、フィリピン、インドネシア、マレーシアなどの東南アジア。インド、ネパール、スリランカなど南アジア。タンザニアなどアフリカ。コスタリカなど中南米。などです。
遠くになればなるほど参加費用が増しますが、それだけ、なかなか行けない場所へ行けます。

目的地は、NGOの活動現場である、 支援先のコミュニティ、避難所、児童養護施設、医療・保健施設、フェアトレードの生産現場などになります。
ここで、ヒアリング、交流会、共同作業などを行います。スタディツアーそれぞれに実施する内容が違うので、なにをやるかでスタディツアーを選ぶと良いでしょう。

ツナミクラフトのスタディツアーでは、大規模災害の被災地であったところを訪問します。

支援先のコミュニティでホームステイできるスタディツアーも多いです。リアルな暮らしを体験や、地域の方々とのコミュニケーションは、貴重な体験となります。
地域の方々も日本の事を知りたいので、何か日本の事を紹介できるなにかを用意するのもよいと思います。相手にとって、参加者は日本代表ということになるので、自分たちの暮らしや文化、社会を説明できる教養が試されます。海外のスタディツアーに参加する前に、私たちの住む日本の事をおさらいしておくと良いでしょう。スマホやタブレットに自分たちの暮らしがわかる写真を保存しておくと説明しやすかったりします。お試しください。

地域の方々と接するとき大切なのは、 お互い敬意をもって接する事が大切です。「かわいそうだ」という感じで接すると、言葉は通じなくても見事に見抜かれます。お互い人と人として接することが楽しい旅の秘訣です。

また、相手の宗教や信仰、習慣を大切にする必要があります。コーディネーターの指示に従って、失礼のない服装の準備をしたり行為に注意が必要です。

食事は、ローカルな食事を食べる事が多いです。地域で採れた新鮮な食材の料理が楽しめる事があります。一方、コーディネイトする側として、地元の方は大丈夫でも、日本人にとってはちょっときついものをなるべく避けるのですが。地域によっては、どうしてもという所があるようです。それも旅の楽しみのひとつとして・・・。
ちなみに、ツナミクラフトのスタディツアーは、食事が美味しいと評判です。

NGOの海外スタディツアーでは、通常の観光では行かない場所へ行くのがウリですが。学習の必要がある場合は観光地を訪問するツアーもあります。
例えば、過去の戦争の遺構などは観光地になっています。そこを現地の現状を知っているNGOのスタッフと訪問をすると、観光で行くより深く背景を知る事ができます。
また、観光地自体がその地域のメインの産業である場合、地域産業を理解をしたり、その裏側を学ぶために表側を見る事があります。
ツナミクラフトのスタディツアーでは、地域や産業を理解するために敢えて4つ星ホテルに泊まる日程を入れたツアーもあります。学生さんは「こんな良い所に泊まるの?」と驚きます。格差とグローバリズム、産業の構造を体験できます。日本人スタッフが働いている場合、ホテルの協力を得て、なぜ海外で働いているのかなどのインタビューを実施することがあり、就職活動前の学生さんにはとても刺激になっています。

スタディツアーによっては、ジャングルハイク、マングローブ探検、川でラフティング、海や湖でカヤック、海でシュノーケリングなど、自然体験のアクティビティがあります。
長袖・長ズボンや活動しやすい履物、水着などアクティビティに必要な服装を用意しましょう。

移動については、場所はローカルなところが多いので。飛行機を乗り継いだり、寝台列車で移動したり、船や長時間バスに揺られて移動することもあります。比較的に便利な所もあれば、目的地に到着するのに数日が必要な場合もあります。安全確保とスムーズな旅程管理のために専用車を使う事も多いです。支援先のコミュニティでは、日本では乗れない珍しい乗り物に乗る事もあります。

社会問題や環境問題の現場は、病気などの様々な危険やリスクがある場合があります。一部のNGOは危険回避や危機管理のための学習会に参加して常に学んでいます。ツナミクラフトでは、マイチケットが実施しているセーフトラベルセミナーに参加しています。さらに、ツナミクラフトのスタディツアーでは、現地のカウンターパートナー側も救急セットを常備したり現地の医療機関と連携した危機管理対策を行っています。

また、企画段階では、紛争や感染症の流行など、治安や衛生の問題で渡航の安全が確保できるかを検討を重ねたうえでスタディアーを実施するかを決めています。


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