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「永遠の凪を願う」と「住民百世の安堵を図る」

「永遠の凪を願う」と「住民百世の安堵を図る」

12月26日はインド洋大津波から18年目の日に当たります。
スマトラ島沖地震と安政南海地震はほぼ150年差があります。
スマトラ島沖地震は2004年12月26日現地時間の朝、安政南海地震は新暦で1854年12月24日の日没前に発生している。そういうことで、連続した日程でイベントを実施していますが。「稲むらの火の館」は月曜日が休館ということもあり、近隣の広公民館でさをり織りのワークショップを実施しました。

会場には熊本と香港で作ったたて糸をセットした織り機2台と、広川町のたて糸をつくる整経作業の準備をしています。
布がないとさみしいので、岩手から織り始めて、去年、広川町で織ったのちに、香港で織り上がった布を展示し。津波防災センターの展示の様子を撮影したビデオも急遽編集して上映しました。

ワークショップの開始が午前10時なのでバンダアチェで地震が発生した時刻とほぼ同じ。そして、日本時間で12時ごろにタイに津波が到達。そしてワークショップの終了する午後5時頃にはインドやモルジブに津波が到達していたはずです。

隣町から放課後デイサービスの団体が織りに来ていたけたり、静かな時もあれば、にぎやかなときもありました。

プーケットの津波慰霊碑には「永遠の凪を願う」と書かれています。広川には「住民百世の安堵を図る」という言葉があります。

みなさんが平穏に暮らせますように。


ツナミクラフトでは、みなさまのご厚意を原資として、基本的に無料でワークショップを実施しています。
クラウドファンディング会社によっては、決済手数料のみが取られて、ほぼサポートがないという事があり。今回は独自にクラウドファンディングを立ち上げ、皆様のご厚意がそのまま活動資金になります。
今回の展示に約50万円使用していています。まだそのうちの30%弱しか集まっていません。応援よろしくお願いします。

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