被災地をつなぐさをり織りin甲東園無事に終了
阪神淡路大震災の1月17日から春節の1月22日まで6日間、西宮市の甲東ホール展示室での展示は無事に終了しました。
来場者はコロナと極寒の中たくさん来ていただき。甲東園で生まれ育った人、震災の経験のある人、初めて織物を体験する方から、何十年前にさをり織りをしていたけど今は織っていないという人など、いろんな人が繋がりました。
阪神淡路大震災後に建てられた建物のため、ちょうど機器類の交換の時期にあたったため、エスカレーターが止まっているなど、いろいろご不便をおかけしましたが。本当にたくさんの方が来ていただき感謝しています。
近隣の大学からのボランティアの学生も来ていただきましたが。初めてのさをり織りを体験したのに。来場者に対してとても上手に織り方を教えていたのに感動しました。
よく気が利くお母さんの親子が来た時の話ですが。お子さんに対して、お母さんが先回りして「なになにしなさい」というのが日常になっていた感じだったのですが。織っている姿の写真をお子さんに渡したときに、お子さんがお母さんに言われる前に「ありがとう」って言ってくれました。
学生さんのボランティアさんと一緒に感動しました。
お母さんは子供が自分で「ありがとう」と言ったことに驚いていました。
織り体験などワークショップのすばらしさはこういうところにあります。
募金箱を置いたのですが特に何も勧めなかったのですが13000円ほど入っていました。ありがとうございます。
そして、使わなくなった織り機の提供がありました。会期が終わって連絡があり回収に伺いました。
綜絖枠の形式を見る限り30年以上前のタイプで。綜絖自体はちゃんと新しいのに交換してあってちゃんと使えるものでした。
点検をして、次の方が使えるように整備したいと思います。
また、卓上の織り機の寄付や、まだ回収に伺っていないのですが、糸の寄付の申し出がありました。
織り機は一生ものという話もありますが。リユースされていくことで、織りが後世につながっていく。そういう機会になりました。
昨年5月に熊本の国際交流会館で作った経糸が、香港、稲むらの火の館と織り続け、西宮の甲東園で織り上がりました。最後の方にくまもん風のと西宮市のマークを織り込みました。最後はレインボーの靴ひもで完成。
香港から来たたて糸は、1月22日に春節にあわせた色で織り上がりました。まだまだつ続きます。
左右で糸の太さも間隔もかなり違うので面白い風合いがでてまいます。
ということで、無事に終了しました。
会場費はけっこうかかりましたが、使いやすい施設でした。
今回は販売は行わなかったのですが、さをり織りの販売会を期待しているという声がありました。
コロナによって発表の場が貴重になっているようです。
日本は大寒という感じですが、春節となり、これから、いろんなものが良くなっていくのかなと思いました。
みなさんのこのれらの活動への応援をお願いします。 目標の到達率は10%すこしです。ご協力をお願いします。
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