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ミャンマーでM7.7の地震!被災地の皆様、バンコクの皆様もご無事でしょうか。

ミャンマーでM7.7の地震!被災地の皆様、バンコクの皆様もご無事でしょうか。

2025年3月28日午後、日本時間午後3時20分ごろ(ミャンマー時間午後0時50分ごろ、タイ時間午後1時20分ごろ)、ミャンマーを震源とするマグニチュード7.7の非常に大きな地震が発生しました。
ミャンマーで被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
マンダレーでは、家屋倒壊や火災が発生しているとの情報もあり、被害の甚大さに胸を痛めております。
犠牲になられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、
負傷された方々の一日も早いご回復と、被災地の早期復旧・復興を心よりお祈り申し上げます。


この地震は、震源地から離れた隣国のタイのバンコクでも揺れを観測しました。
バンコクにお住まいの皆様、そしてタイ国内にいらっしゃる皆様、ご無事でしょうか。
午後の時間帯、建設中のビルが倒壊したり、高層ビルの上層階のプールから水が落下するなど、
通常では考えられない事態に、恐怖を感じられた方も多かったことと思います。
公共交通機関も一時運行停止となり、混乱された方もいらっしゃるかと存じます。


バンコクは、チャオプラヤ川流域の軟弱な沖積層の上に位置しており、
長周期地震動の影響を受けやすい地盤特性を有しています。
今回の地震でも、長周期地震動階級3以上を観測した地域もあったのではないでしょうか。
高層ビルにおいては、固有振動数と地震動の周期が共鳴し、
揺れが増幅された可能性も考えられます。


一方、ミャンマーの震源は比較的浅く、
公開されている映像からは、鉄道のレールが著しく変形するなど、
短周期成分を多く含む、水平方向の強い揺れが卓越していたと推察されます。
今後も余震が発生する可能性が十分にあります。十分にご注意ください。

特に高層階にお住まい、お勤めの方は、
避難経路の確認、家具の固定、非常持ち出し品の準備など、
今一度、地震対策を見直すことを推奨いたします。


今回の地震は、自然災害の脅威を改めて認識させるとともに、
近隣諸国との連携の重要性を再確認する機会となりました。
遠隔地であっても、私たちにできることはあります。
まずは、正確な情報を把握し、冷静に行動すること。
そして、被災地への適切な支援を検討・実施していくことが重要です。
ミャンマーとタイは、地理的にも歴史的にもなにかと関係の深い隣国です。
この困難な状況を乗り越えていくことができるよう、
皆様の安全と、一日も早い平穏な日々が戻ることを心よりお祈り申し上げます。

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