【活動報告】能登半島地震から1,000日目:穴水町「ボラまち亭」で手織りワークショップを開催

2026年9月27日(日)、能登半島地震の発生から1,000日の節目に合わせ、石川県穴水町の仮設住宅団地(由比ヶ丘団地内)にある交流拠点「ボラまち亭」にて、手織り(さをり織り)のワークショップを開催しました。

本企画は、埼玉県さいたま市の「NPO法人織の音アート・福祉協会 織の音工房」との共同開催によるものです。当日は仮設住宅の入居者や地域住民、ボランティアなど、午前・午後合わせて約30名の方にご参加いただきました。

「1,000日目」に開催した背景

「1000日目からなにか新しいことをしよう 小さなことでもいいからね」

この言葉は、東日本大震災から1,000日目を迎えた2013年12月4日、岩手県宮古市の会場で使用されたメッセージです。

発災から2〜3年が経つと、現地の復興工事が途上であっても外部からの支援や世間の関心は徐々に薄れやすくなります。今回の能登でも同様の孤立が懸念されるなか、過去を振り返るだけでなく、日常のなかで新しい取り組みや交流のきっかけをつくることを目的に、このタイミングでの開催としました。

当日の様子

会場には小型の織り機を3台設置し、参加者それぞれが好きな糸を選んで自由に織り進める体験を行いました。

さをり織りは、織りムラや糸の抜けを失敗とせず、織り手の特徴としてそのまま活かす手織りです。手本や決まった図案がないため、初めての方やお子さん、ご高齢の方もスタッフのサポートを受けながら無理なく参加できます。

最初は手元を確認しながら慎重に動かしていた方も、次第に手順に慣れ、作業の合間には「その色合いもいいね」「ここはどんな風に通すの?」といった会話が自然と交わされていました。

今後の取り組みについて

手織り体験を1回限りのイベントで終わらせるのではなく、地域内で自発的に活動を続けられる環境づくりを視野に入れています。

三陸地域などこれまでの現場でも、仮設住宅での体験をきっかけに住民による自主グループが立ち上がり、長年続く日常の活動へと定着していった例があります。

穴水町をはじめ奥能登地域において、今後住民同士で手織りを続けたいという要望があれば、織機の貸出や材料の手配、技術サポートなどの相談を継続して受け付けていく予定です。

お礼

会場を提供してくださった「ボラまち亭」の皆さま、ご協力いただいた穴水町社会福祉協議会、認定NPO法人レスキューストックヤード(RSY)の皆さま、そしてご参加いただいた地域の皆さまに感謝申し上げます。

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